【秩父神社】関東屈指のパワースポットは何の神様・駐車場・御朱印・お守りなどの体験レビュー

秩父神社 御本殿 埼玉県の神社
徳川家康公が寄進した社殿

秩父に行ったら、やっぱり外せないのが「秩父神社」です。
関東でも有名なパワースポットで、訪れるたびに、なんだか「いい気」が流れてる感じがするんですよね。埼玉県秩父市のど真ん中にあって、歴史はなんと2100年以上!そんなに昔からあるの!?ってちょっと驚きですよね!

境内は季節ごとに雰囲気が変わって、社殿の彫刻も見応えあり。歩いてるだけで心がスッと整うような、不思議な空気感が漂ってます。

この記事では、アクセスと駐車場の使いやすさ、秩父神社に祀られてる神様のご利益や、御朱印のデザイン、お守りの種類まで、実際に行ってみた感想を交えて紹介していきます。

観光ついでに寄りたい人も、神社巡りが好きな人も、きっと参考になるはず。秩父の街歩きとセットで楽しめるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

秩父神社の基本情報

【社名】秩父神社(ちちぶじんじゃ)
【住所】埼玉県秩父市番場町1-3
【電話番号】0494-22-0262
【参拝時間】5:00~20:00(年中無休)
【祈祷受付時間】9:00~16:00(祭事等により変更あり)
【ご祭神】
・主祭神:八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
・配祀神:知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)
・配祀神:天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
・配祀神:秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)
【末社】
・東照宮、天満天神社、禍津日社、
・皇大神宮、豊受大神宮
・柞稲荷神社、諏訪神社、日御碕神社
・天神地祇社
【ご利益】
学業成就、合格祈願、開運招福、厄除け、健康長寿、家内安全、子孫繁栄、夫婦和合、縁結び、地域開拓、運気上昇、除災招福 など
【公式サイト】秩父神社公式サイト

秩父神社の駐車場

秩父神社へ車で行こうと考えている方は、駐車場の情報を事前にチェックしておくのがおすすめです。秩父神社は秩父市の中心にありながら、電車だけでのアクセスは少し不便なため、車で訪れる人がとても多いのが特徴です。

神社には無料の専用駐車場がありますが、台数はそれほど多くなく、週末や祝日、初詣や秩父夜祭などのイベント時には、朝早くから満車になることもあります。西門側には数台、正面側でも30台ほどしか停められないため、混雑を避けたい方は早めの到着が安心です。

また、秩父神社は観光の拠点としても人気があり、周辺には「秩父まつり会館」や「番場通り商店街」など、歩いて回れるスポットがたくさんあります。駐車場の場所によっては、観光ルートがスムーズになるので、どこに停めるかは意外と重要なポイントです。

地元の方も日常的に車で参拝するため、観光客と利用が重なって混み合うこともあります。

ですので、現地に着いてから駐車場に困らないように、以下に神社周辺の駐車場を紹介しますので、ぜひ参考にして、快適な秩父神社参拝を楽しんでくださいね。

秩父神社の駐車場一覧

駐車場名 種類 台数 料金 徒歩時間 備考
秩父神社参拝者駐車場(東側) 無料・専用 約25〜30台 無料 約1分 馬場通り沿い。秩父まつり会館向かい。休日は午前中に満車
秩父神社西門駐車場 無料・専用 約7台 無料 約0分(境内隣接) 西門を入ってすぐ右手。神楽殿の奥にも数台あり
タイムズ秩父 有料 41台 最大500円/日
60分200円
約2分 24時間営業。交通系IC・クレカ対応。休日でも比較的空きあり
秩父駅前駐車場 無料(観光用) 台数不明 無料 約6分 観光客向け。秩父駅(秩父鉄道)から徒歩で秩父神社へ
デイパーク秩父表参道 1日500円 約40台 1日500円 約2分 表参道(番場通り)沿い、秩父神社鳥居まで約100メートル

秩父神社参拝者駐車場(参集殿)

秩父神社 参拝専用駐車場

参集殿にある参拝専用駐車場

秩父神社の東側、参集殿脇にある無料駐車場で約25〜30台収容可能。参拝者や婚礼・集会利用者向けで、休日は早めに満車になることも。

秩父神社西門駐車場

秩父神社 西門 参拝専用駐車場

西門にある参拝専用駐車場

西門すぐ横にある無料駐車場で、約7台ほどの小規模スペース。参拝者専用で、神楽殿の奥にも数台分の駐車スペースありますが、常に満車のことが多いです。

タイムズ秩父駐車場

秩父神社 タイムズ駐車場

西門から近いタイムズ駐車場

秩父市宮側町にある有料駐車場で、41台収容・24時間利用可能。最大料金500円で、交通系ICやクレカ決済にも対応。1日最大500円なので表参道の食べ歩きや市内観光にも適していますよ。

デイパーク秩父表参道駐車場

秩父神社 駐車場 表参道

秩父神社まで約100mで超便利

秩父神社表参道沿いにある前払式駐車場で、乗用車37台・大型バス5台収容。乗用車は1日500円、大型バスは3時間3,000円/24時間6,000円。神社に近くて安いので余裕をもって市内観光や表参道の食べ歩きも楽しめるのでおすすめですね。

秩父神社へのアクセス

秩父神社 交通アクセス

交通アクセス地図(公式サイトのマップを独自再現)

電車の場合

秩父駅(秩父鉄道秩)
熊谷駅から秩父駅まで約70分。
→鳥居まで徒歩約5分。駅を出てすぐ西側、番場通りを進むと正面の鳥居に着きます。

西武秩父駅(西武秩父線)
西武秩父駅までは、池袋駅発車の特急ラビューなら乗り換えなしで約80分(飯能駅からも乗車可能、乗り換えなしで約38分)。
→御花畑駅の踏切を渡ったらすぐ右斜めに進むと番場通りに入りそのまま直進すると正面の鳥居に着きます。

車の場合

関越道「花園I.C.」から約40分
→ 国道140号 → 皆野寄居バイパス → 秩父市街 → 秩父神社

パワースポットと呼ばれている理由

秩父神社って、ただの「ご利益スポット」じゃなくて、実際にその場に立つと「空気が違う…」って感じる場所なんです。市街地の中にあるのに、鳥居をくぐった瞬間から空気が澄んでて、静かで、なんか背筋が伸びるような感覚になる。これ、まさにパワースポットの特徴ですよね。

祀られてる神様もすごくて、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)っていう、神々の知恵を束ねる「知恵の神様」がメイン。学業成就や開運、決断力のご利益があるって言われてて、古代からずっと信仰されてきた存在です。しかも、創建は約2100年前、全国でもトップクラスの古社で、間違いなく関東では最古、信仰の積み重ねが場の力になってるって感じがします。

境内には、実際に「パワーを感じるスポット」がいくつもあります。

たとえば「つなぎの龍」。龍が暴れないように鎖で繋がれてるっていう伝説があって、仕事運や縁結びにご利益があるって言われてます。ただの彫刻じゃなくて、「制御できない力を鎮める」っていう祈りの象徴なんですよね。

それから「子育ての虎」や「北辰の梟」、そして「お元気三猿」も見逃せません。特に「お元気三猿」は、「よく見て・よく聞いて・よく話す」っていう前向きなメッセージが込められてて、心の浄化や再起の象徴として親しまれてます。落ち込んだときこそ、ちゃんと見て、聞いて、話すことで気持ちが整って、前に進める。まさに「元気を取り戻す三猿」なんです。

さらに、秩父宮妃殿下が手植えされた御神木「乳銀杏」も、子宝や繁栄の象徴として人気。木のそばに立つと、静かで力強い「場の気」を感じるっていう人も多いです。

そしてもうひとつのおすすめが「水占みくじ」。池に浮かべると文字が浮かび上がるタイプのおみくじで、ちょっとした儀式みたいな体験ができるんです。水と神託が融合したような感覚で、浄化と導きのパワーを感じられます。

つまり秩父神社がパワースポットって言われるのは、神様の力だけじゃなくて、歴史・信仰・空間のエネルギーが全部そろってるから。行ってみると、目に見えるものだけじゃなくて、空気や感覚で「ここ、なんか違う」って感じるはずです。

大発見!「顔のある木」は神使の宿る新パワースポット!

秩父神社 新パワースポット

大発見された新たなパワースポット

秩父神社の境内、あまヶ池のほとりに、ひっそりと立つ一本の折れた木。
一見するとただの古木…と思いきや、近づいてみると驚きます(上の写真の木の中央右側)。
今回、参拝した際に大発見いたしました!
なんとその幹には「目が二つ、鼻筋まである顔」が浮かび上がっているんです。まるで木がこちらを見ているような、不思議な存在感。
しかもこの木、しめ縄と紙垂(しで)が丁寧に巻かれていて、神聖な扱いを受けていることが一目でわかります。つまりこれは、ただの木ではない、神様が宿る「依り代」として祀られている可能性が高いのです。依り代(よりしろ)とは、神様などの神霊が依り付く対象物のことです。

秩父神社 新たなパワースポット 北辰の梟

北辰の梟の顔が洗われている新パワースポット

そして驚くべきは、この「顔」が、秩父神社の社殿彫刻にもある「北辰の梟(ほくしんのふくろう)」にそっくりだという点。
北辰の梟とは、宇宙の中心を司る神様である天之御中主神(妙見様)の神使。星の運行を見守る知恵の象徴であり、秩父神社の信仰の核でもあります。

つまりこの木は、
「妙見様の神使・梟が、木の姿を借りて現れた」
そんな神秘的な物語を感じさせてくれる存在なのです。

さらに、この木は昭和41年の台風で折れたとされるかつてのご神木の一部である可能性も。そう考えると、神の宿る木が姿を変えて、今も境内で静かに見守っている、そんなロマンが広がります。

「木に顔がある」なんて聞くとちょっと怖い?
でも秩父神社では、それが神様とのつながりの証かもしれません。
しめ縄が巻かれ、紙垂が揺れるその木は、まさに「神域の”余白”に宿る神性」だと思っています。

ですので、今回、もちろん、この神秘的な木の顔に向かって「二礼二拍手一礼」で願い掛けしてまいりました。参拝の際は、ぜひこの木にもそっと目を向けてみてください。きっと、あなたの心にも何かが語りかけてくるはずです。

何の神様?

ご祭神

八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)

<知恵と決断の神>
秩父神社の中心的な神様で、「知恵の神」として古代神話にも登場します。特に有名なのが、天照大神が天岩戸に隠れてしまったとき、どうやって出てもらうかを考え抜いた存在として描かれているエピソード。神々の中でも頭脳派で、「思兼=思いを兼ねる=多角的に考える力」を持つ神様なんです。
政治や学問、ものづくり、開運など、現代にも通じるご利益があるとされていて、参拝者からの信仰も厚いです。秩父神社がこの神様を祀るようになったのは、知知夫国(ちちぶのくにやつこ)の初代※国造だった知知夫彦命が、自分の祖先である八意思兼命を祀ったのが始まり。つまり、秩父神社のルーツはこの神様への信仰から始まってるんですね。

※国造(くにやつこ):古代の日本において大和政権が各地の有力豪族に与えた地方官の役職。

知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)

<秩父の開拓者>
知知夫彦命は、八意思兼命の子孫で、崇神天皇の時代(紀元前1世紀頃)に秩父地方を治める国造に任命された人です。秩父の開拓と統治に尽力した「地元の守り神」とも言える存在で、秩父神社の創建にも深く関わっています。
「知知夫」が「秩父」という地名の由来になったといわれており、地元の人にとっては「土地の記憶」そのもの。神社に参拝することは、神様にお願いするだけじゃなく、秩父を築いた先人への敬意を表すことでもあるんです。

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

<宇宙の中心と星の神>
「古事記」では天地が始まったときに最初に現れた神様で、宇宙の中心を司る存在。かなりスピリチュアルな神格ですが、秩父では鎌倉時代以降、妙見菩薩と習合されて「北辰妙見」として信仰されてきました。
妙見信仰というのは、北極星や北斗七星を神様として崇めるもので、方位や運命、守護の力があるとされていて、武士や庶民の間でも広く信仰されていました。秩父神社は中世から江戸時代にかけて「秩父大宮妙見宮」として栄え、星の力を借りて人生を整える場所として親しまれてきたんです。明治の神仏分離で妙見菩薩は神格化されて、天之御中主神として整理されましたが、その流れは今も秩父神社にしっかり残っています。

秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)

<近代とのつながり>
昭和天皇の弟宮で、スポーツ振興や社会活動に尽力されたことで知られる人物です。昭和28年(1953年)に秩父神社に合祀されて、近代の秩父とのつながりを象徴する存在になりました。
古代の神様だけじゃなく、近代の人物も神格化されて祀られているというのは、秩父神社が「時代を超えて人々の祈りを受け止める場所」であることを示しています。秩父宮雍仁親王の合祀によって、秩父神社は単なる古社ではなく、今も生きた信仰の場として地域に根付いているんです。

秩父神社の歴史

由緒と各時代の歴史

創建の由緒と古代

• 秩父神社の創建は、平安初期の典籍「先代旧事紀  国造本紀」に記されており、第十代崇神天皇の御代に、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)の十代後の子孫である知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)が、八意思兼命を祖神として祀ったことが始まりとされます。
• 当時の秩父地方は「知知夫国」と呼ばれ、武蔵国成立以前から栄えた地域であり、秩父神社はその総鎮守として地域の精神的中心でした。

平安〜鎌倉時代:格式と信仰の融合

• 元慶2年(878年)には神階「正四位下」に叙せられ、延長5年(927年)には「延喜式」にも名を連ねるなど、朝廷からの高い崇敬を受けた格式ある古社です。
• 中世には、関東武士団の祖・平良文が妙見信仰を秩父に持ち込み、秩父神社は妙見菩薩と習合して「秩父妙見宮」として隆盛を極めました。
• 妙見信仰は北辰(北極星)を神格化した星辰信仰で、秩父平氏によって花園妙見寺から勧請されたと伝えられています。

江戸時代:社殿の再建と文化の継承

• 現在の社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進したもので、江戸初期の権現造りの様式を今に伝えています。
• 社殿には名工・左甚五郎作と伝わる彫刻が施され、「子育ての虎」「お元気三猿」「つなぎの龍」「北辰の梟」など、物語性と信仰が融合した造形美が見どころです。
• 社殿は埼玉県の有形文化財に指定されており、近年の修復事業により色彩も鮮やかに蘇っています。

明治以降:神仏分離と社格の復興

• 明治元年(1868年)の神仏分離令により、妙見菩薩との習合を解かれ、祭神は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)に改められ、社名も「秩父神社」に復しました。
• 昭和3年には國幣小社に列格し、現在は神社本庁の別表神社として全国的な格式を持ちます。
• 昭和28年には昭和天皇の弟・秩父宮雍仁親王が合祀され、皇室とのゆかりも深まりました。

現代:秩父夜祭と世界遺産

• 毎年12月3日に行われる例祭「秩父夜祭」は、国の重要無形民俗文化財・重要有形民俗文化財に指定され、日本三大曳山祭のひとつに数えられています。
• 2016年(平成28年)には、ユネスコの世界無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つとして登録され、国際的にも注目される祭礼となりました。
• 例祭では、神代神楽・屋台囃子・笠鉾の曳き回し・打ち上げ花火などが繰り広げられ、秩父の風土と神話が融合した壮大な祭りとして知られています。

どんなご利益があるの?

秩父神社には、知恵・地域守護・運命好転・健康などなど多くのご利益をもたらす4柱の神様が祀られています。それぞれのご利益の詳細を説明しましょう。

ご祭神のご利益

八意思兼命

ご利益:知恵・学問・開運・企画力・工業発展
背景:この神様は、天照大神が天岩戸に隠れたときに「どうやって外に出てもらうか?」と知恵を絞った、いわば“神々のブレーン”。その知恵深さから、学業成就やアイデア創出、企画力アップのご利益があるとされてるんです。UX設計や編集にもぴったりな守護神ですね。

知知夫彦命

ご利益:地域守護・開拓・家内安全・土地繁栄
背景:秩父地方の開拓者であり、八意思兼命の十世の子孫。崇神天皇の時代に「知知夫国造」に任命された人物です。土地の神様として、地域の安定や家族の安全、秩父の繁栄を見守ってくれる存在。地元愛が強い人には特にご縁が深いかも。

天之御中主神

ご利益:運命好転・子孫繁栄・宇宙的調和・妙見信仰
背景:天地開闢の最初に現れた神様で、宇宙の中心を司る存在。中世以降は妙見菩薩と習合され、北辰(北極星)信仰の中心として武士たちに崇敬されました。星の運行=運命の流れを司ることから、開運や人生の流れを整えるご利益があるとされています。秩父夜祭もこの神様にちなんだ祭礼なんですよ。

秩父宮雍仁親王

ご利益:スポーツ振興・健康・誠実・社会貢献
背景:昭和天皇の弟宮で、「スポーツの宮様」として知られた方。昭和28年に合祀されました。ラグビーやスキーなど多くのスポーツに親しみ、健康と礼節を重んじた生き方から、健やかな心身や社会貢献のご利益があるとされています。秩父宮ラグビー場の名にもその精神が宿っています。

秩父神社の見どころ

御本殿

秩父神社 本殿 東側

左が拝殿、中央は石の間(渡り廊下)、右が本殿

秩父神社のご本殿は、なんと徳川家康公が寄進した由緒ある建物。
江戸初期の権現造りで、拝殿と本殿が石の間(いしのま)という渡り廊下で繋がっています。
特に注目なのが、社殿を彩る彫刻の数々。「子育ての虎」「お元気三猿」「つなぎの龍」「北辰の梟」など、どれも物語性があって見応え抜群。
左甚五郎作と伝わる彫刻もあり、細部まで職人技が光っています。
建築好きも歴史好きも、ここはじっくり時間をかけて味わいたいスポットです。

子育ての虎(社殿正面の彫刻)

秩父神社 子育ての虎

寅年・寅の日・寅の刻に生まれた家康に因んでいる

社殿の左側にある「子育ての虎」は、親虎が子虎を見守る姿が彫られた彫刻。
家康公が「寅年・寅の日・寅の刻」に生まれたことから、虎に特別な思い入れがあり、彫刻に採用されたと伝えられます。

その表情がとても優しくて、勇ましさの中に深い愛情が感じられます。
子育て中の方や家族の絆を大切にしたい人には、特に心に響くスポット。「虎=強さ」だけじゃなく、「守る力」もあるんだなと気づかされます。家康公が、徳川家が末永く守られていくことを願っていた、ことも伝わってくる彫刻ですね。
家族円満や子どもの健やかな成長を願う参拝者に、ぜひ見てほしい彫刻です。

お元気三猿(社殿西面の彫刻)

秩父神社 お元気三猿

左からよく聞く、よく話す、よく見る

家康公を祀っている日光東照宮の「見ざる・聞かざる・言わざる」の逆バージョンとして彫られた三猿。
「見て・聞いて・話して元気になろう!」というポジティブなメッセージが込められています。
三猿の表情は、左から「よく聞いて、よく話して、よく見て」となっています。
病気平癒や心の健康を願う人にぴったりで、見るだけでちょっと元気が出る不思議な彫刻。
ユーモアもあって、参拝の合間にほっと一息つけるような存在です。
社殿の西面にあるので、ぜひ探してみて、笑顔になってください。

つなぎの龍(社殿東面の彫刻)

秩父神社 つなぎの龍

よく見ると体が黒い鎖で繋がれています

社殿の柱をぐるりと巻く龍の彫刻は、見た目の迫力もさることながら、意味も深いです。
この龍は、境内の「あまヶ池」とつながっているという伝説があり、水の神性を象徴しています。
龍脈を意識した空間設計とも言われ、社殿と自然が一体となった神秘的な構造です。
彫刻の流れるような曲線美も見どころで、写真に収めたくなる存在感がありますね。
秩父神社の「見えないつながり」を感じるには、この龍を見逃せません。

北辰の梟(社殿北面の彫刻)

秩父神社 北辰の梟

体は本殿南側を向いていて顔は北側を向いている

御本殿北側に彫られている「北辰の梟」は、妙見様(天之御中主神)の神使とされる神聖な存在。
この梟、体は南を向いているのに、顔だけは北を向いているという不思議な姿勢で彫られています。
これは、北極星=北辰を見守るための姿勢とも言われていて、まさに宇宙の中心を見つめる知恵の象徴。
妙見様は、星の運行を司る神様。だから「星に願いを込める」信仰が根付いているんですが、
秩父神社は夜間参拝ができないため、実際に星空を見ながら願うことは難しいのが現実。
でも、ここが面白いところ。
この彫刻の前に立つことで、昼間でも「星に願う自分」を思い描くことができるんです。
つまり、目に見えない星に心を向ける「想像の参拝」ができる場所なんですね。
昼の光の中で、夜空の記憶にアクセスする。
それが、秩父神社の妙見信仰が持つスピリチュアルな奥深さ。
「見えないものに願う」ことこそが、信仰の本質なのかもしれません。

大銀杏(現ご神木)

秩父神社 大銀杏 ご神木

現在のご神木である大銀杏、右側が神門

神門(画像の右側)をくぐってすぐ右側に立つ大銀杏は、樹齢約400年のご神木です(注連縄と紙垂が付いている木)。
昭和41年の台風で幹が折れたにもかかわらず、今も力強く生き続けています。
その姿はまさに「再生と生命力の象徴」で、参拝者に元気と希望を与えてくれる存在です。
秋には黄金色に染まり、境内が一気に神秘的な雰囲気に。写真映えも抜群で、季節ごとの表情も楽しめます。
見上げるだけで、自然と心が整うような不思議な力を感じる木です。

あまヶ池と「顔のある木」

あまヶ池の入り口の門

奥に見える木が新パワースポット

この門をくぐり、あまヶ池のそばにある折れた木、ただの木と思って通り過ぎると損します。
今回、当サイトのゴシュインマンが境内で大発見しました!
よく見ると、幹に目と鼻筋が浮かび上がっていて、まるで「顔」があるんです。

秩父神社 新たなパワースポット 北辰の梟

北辰の梟の顔が洗われている新パワースポット

しかもその顔が、社殿の彫刻「北辰の梟」にそっくりで、妙見様の神使が木に宿ったようにも見える。
しめ縄と紙垂が巻かれていて、神聖な扱いを受けていることから、ただの木ではないことは明らか。
秩父神社の「隠れパワースポット」として、これから注目されること間違いなしです。

秩父宮妃御手植銀杏(乳銀杏)

大銀杏 乳銀杏

秩父宮妃殿下が植えられた乳銀杏

秩父宮妃殿下が植えられた乳銀杏は、皇室とのご縁を感じる落ち着いたスポットです。
女性である妃殿下が植えられたため、秩父のちちが乳と重ねられている、確かに女性らしい姿をした銀杏です。秋には美しい黄葉が広がり、心がふっと軽くなるような癒しの空間に。
ちょっと一息つきたいときに、ぜひ立ち寄ってみてください。

秩父神社の御朱印

秩父神社 御朱印

書置き御朱印を拝受しました

今回、御朱印帳を持参し忘れたので、書置き御朱印をいただきました。初穂料は500円。御朱印に書かれている内容は以下のとおりです。

  • 【右側】
    上部に「知知夫国総鎮守」、下部に「秩父宮家ゆかりの社」とあります。
  • 【左側】
    「令和七年九月二十三日」と日付が書かれています。
  • 【朱印】
    中央に「秩父神社」が押印されており、左下にも「秩父神社」の印が押されています。

秩父神社のお守り

秩父神社 お守り

豊富なお守り、願いに合わせて選びましょう

秩父神社では29種類のお守りがあります、以下のテーブルにまとめてみました。ご自分の願いなどに合わせてぜひ選んでみてください。

お守りの名前 目的・効果 初穂料
交通海付守 交通安全・海上安全・旅の守護 1,200円
交通木札 車両・通行の安全祈願 1,200円
交通護守 交通事故防止・安全運転 1,200円
フクロウ御神籤メタル守り 開運・知恵・福を呼ぶ(不苦労) 1,000円
光る御守(健康長寿) 暗闇で光り、災害時や夜間の安心・健康長寿 1,000円
黄金守 金運上昇・財運招福・天然黄金の霊力 1,000円
ペットお守り ペットの健康・安全・長寿祈願 1,000円
交通安全守 車・自転車・徒歩の安全祈願 1,000円
健康守 心身の健康・病気平癒 1,000円
学業成就守 勉強運・試験合格・学力向上 1,000円
包み守(丸型) 万事円満・災難除け・柔らかな守護 800円
子育ての絵馬 子育ての願い・親子の絆・成長祈願 1,200円
火辰山堂 絵馬 火難除け・家内安全・災害防止 1,200円
フクロウの絵馬 知恵・学業・開運祈願 1,200円
生魂守 生命力の活性・心身の充実 1,000円
何事もうまくいく守 万事順調・運気向上・開運祈願 800円
交通ステッカー(トラ) 車両用ステッカー・交通安全祈願 500円
交通ステッカー(フクロウ) 車両用ステッカー・交通安全祈願 500円
縁結び守 良縁成就・人間関係の円満 1,000円
安産守 妊娠中の安全・安産祈願 1,000円
子宝守 子授け・妊活・家庭円満 1,000円
開運守 運気上昇・厄除け・チャンス到来 1,000円
合格守(通常) 試験合格・努力成就 1,000円
合格守(特別刺繍) 試験合格・学業成就(豪華刺繍入り) 2,200円
方除守 方位除け・引越し・旅行・新生活の守護 2,200円
厄除守 厄年の災難除け・心身の安定 2,200円
みまもり守(身を守る) 災難除け・日常の安心・守護 1,000円
家内安全守 家族の健康・家庭円満・災難除け 2,200円
学業成就守(特別刺繍) 学力向上・受験合格(豪華刺繍入り) 2,200円
桃守(延命長寿) 長寿祈願・健康維持・災難除け(桃=魔除け) 1,000円
ペットペンダント守 ペットの首輪などに付ける守り・健康と安全 1,000円
まゆみくじ(繭型おみくじ) 繭の中に願いを込める・運勢占い 300円

秩父神社のおみくじ

水に浮かべて運勢が現れる、神秘の体験

秩父神社 水占いみくじ

おみくじを開いても最初は何も書かれていない

秩父神社ですごく人気を集めているのが「水占みくじ」。
普通のおみくじと違って、紙を開いても最初は何も書かれていません。

秩父神社 水占いみくじ

水に浸すと結果が浮かび上がります!

でも、境内にある水場にそっと浮かべると、
なんと、文字がじわじわと浮かび上がってくるんです!
まるで神様からのメッセージが、水を通して現れるような感覚、参拝時に絶対に体験してください、おすすめです!

体験の流れ

  1. 社務所近くのベンチで水占みくじを購入(200円)
    →「水占みくじ」「ことみくじ」など複数種類あり。
  2. おみくじを開くと、真っ白な紙…?
    →一瞬「印刷ミス?」と思うけど、ここからが本番。
  3. 境内の水場にそっと浮かべる
    →水面に広げると、文字がじわじわと現れてくる!
  4. 運勢や願望、恋愛、学問などの項目が出現
    →「中吉」「大吉」などの運勢とともに、各項目のアドバイスが読める。
  5. 読み終えたら、持ち帰るか、結び所に納める
    →水に濡れても破れにくい紙なので安心。

秩父神社の祭典・神事・年間行事

秩父神社で執り行われている祭典や神事の年間行事を以下に紹介します。

行事名 日時 概要
1月 歳旦祭 1月1日 新年を迎え、氏子崇敬者の幸せを祈念する祭典。初神楽も奉納される。
1月 元始祭 1月3日 皇室と国民の繁栄を祈る祭典。神楽の特別奉納あり。
2月 節分追儺祭 2月3日 19:30〜 豆撒き・鬼やらいなど、古式に則った節分行事。方災除けや家内安全の祈願も。
2月 紀元節祭 2月11日 神武天皇の即位を祝う建国記念の祭典。国の隆昌と安泰を祈る。
2月 天長節祭 2月23日 天皇誕生日を祝う祭典。国家安泰と皇室繁栄を祈願。
3月 柞稲荷神社例祭 第2日曜 商売繁盛・福徳円満を願う賑やかな祈願祭。地元氏子が中心。
3月 四條流包丁式 3月下旬 11:00〜 平安期から伝わる古式包丁儀式。文化的価値の高い神事。
4月 御田植祭 4月4日 13:00〜 境内で模擬田植えを行う農耕儀礼。藁の竜神を迎える重要祭事。
4月 三道大会(剣道・弓道) 4月29日 剣道・弓道の大会。県警機動隊も参加する大規模行事。
5月 撥供養焼納祭 5月2日 16:00〜 古くなった撥を焚き上げる供養祭。秩父屋台囃子に関連。
5月 秩父宮祭 5月3日 秩父宮雍仁親王の御霊を祀る祭典。秩父宮会関係者が参列。
6月 神饌田御田植祭 6月中旬 神饌米を育てる田で豊作祈願と手植えを行う儀式。
6月 大祓式(夏越しの祓) 6月30日 15:00〜 半年の穢れを祓う神事。茅の輪くぐりなどが行われる。
12月 大祓式(年越しの祓) 12月31日 一年の罪穢れを祓い清め、新年を迎えるための神事。
12月 秩父夜祭 12月2日〜3日 秩父神社最大の例祭。笠鉾・屋台が練り歩く豪華な祭礼。

秩父夜祭について

秩父神社 秩父夜祭り

ユネスコ無形文化遺産にも登録されている

秩父夜祭は、秩父神社の年に一度の例祭で、毎年12月2日・3日に開催されます。
豪華絢爛な笠鉾(かさぼこ)と屋台が市街地を練り歩き、夜には冬の夜空に大輪の花火が打ち上げられます。
この祭りは、妙見信仰に基づく「神の出御」と「山への還御」を表す神話的な送迎儀礼でもあります。
地元では「冬まつり」「妙見まち」とも呼ばれ、生活風土と信仰が融合した文化行事です。
笠鉾・屋台の彫刻や装飾は芸術性が高く、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
神幸行列の先頭には「龍神」が登場し、秩父の龍神信仰とも深く結びついています。
2日の夜には「お旅所」へ向かう神事が行われ、3日夜が祭りのクライマックス。
秩父の町全体が神話空間となり、参拝者もその物語の一部になります。
観光だけでなく、神話的体験としての価値が高い祭礼です。
秩父神社の信仰と地域文化が凝縮された、まさに「冬の奇跡」とも言える祭りです。

秩父神社のよくある質問

質問 回答
参拝時間は何時までですか? 5:00~20:00です。ただし、冬期(12月~2月)は6:00~20:00となる場合があります。
御朱印やお守りは何時からいただけますか? 授与所は8:30から17:00まで開いています。
駐車場はありますか? はい、神社から徒歩1~2分の場所に無料駐車場があります。ただし、初詣などの混雑時には利用できない場合があります。参集殿側にも無料駐車場があります、詳細はこちら。
ご祈祷は予約が必要ですか? 個人でのご祈祷は予約不要で、随時受け付けています。団体でのご祈祷は事前に連絡が必要です。
写真撮影は可能ですか? 境内での写真撮影は可能ですが、ご祈祷中の撮影はご遠慮ください。
ペットを連れての参拝は可能ですか? 境内にペットを連れて入ることは可能です。ただし、本殿内には入れません。
アクセス方法を教えてください。 西武秩父駅または秩父駅から徒歩15分ほどです。
見どころは何ですか? 本殿の彫刻である「つなぎの龍」や「子宝・子育ての虎」が有名です。また、秩父夜祭の際に使われる装飾品なども展示されています。

秩父神社 紹介まとめ

秩父神社は、妙見信仰を基盤とする歴史ある神社で、秩父のまちと深く結びついた文化的・精神的な拠点です。

境内には「つなぎの龍」など精緻な彫刻が施された本殿があり、水に浮かべて運勢を占う「水占みくじ」など、五感で楽しめる体験も魅力です。特に、北辰の梟の顔に見える木は新しいパワースポットとして絶対に注目です!

年間を通じて多彩な祭典や神事が行われ、特に12月の秩父夜祭はユネスコ無形文化遺産にも登録される壮麗な祭礼であり、秩父神社にはインバウンド観光客も訪れています。

あなたもこの記事を読んだからには、ぜひ、参拝してみてください。