蛇窪神社は、東京都品川区二葉に鎮座している神社です。
日本三大の白蛇神社のひとつとして、金運・縁結び・開運・自己成長を願うパワースポットとして人気が高く、スピリチュアルな神社として知られています。
約700年以上の歴史があり、境内には白蛇信仰と龍神信仰が息づき、特に「巳の日」や「己巳の日」の参拝は「ご利益の即効性がある」と口コミでも評判です。
この記事では、由緒・歴史、ご利益から境内の見どころ、アクセス方法、参拝おすすめ日まで詳しく解説。これから訪れる方に向けて、写真映えスポットや願掛けのポイントも紹介します。
蛇窪神社の由緒・歴史
蛇窪神社(へびくぼじんじゃ)は通称であり、正式名称は「天祖神社」。鎌倉時代の文永8年(1272年)、北条重時の五男・時千代が当地を開拓し、後に仏門に入り「法圓上人」として大森に厳正寺を開山。その家臣たちが蛇窪に定住したことが蛇窪神社の始まりとされています。
創建は1323年頃とされており、元亨2年(1322年)、武蔵国一帯が大旱魃に見舞われた際、法圓の甥・法密上人が龍神社で雨乞いの断食祈願を行い、奇跡的な大雨により飢饉を免れました。この神恩に感激した人々が蛇窪の地に神社を勧請したのが起源とされています。一説には、当地の豪農・森屋氏が建立したとも伝えられています。
当初は「神明社」と称され、後に村社へ昇格し「天祖神社」と改名。令和元年(2019年)には、地域で親しまれていた通称「蛇窪神社」が正式表記として採用されました。
主祭神は天照大御神で、天児屋根命・応神天皇を配祀。境内には白蛇辨財天社や蛇窪龍神社、法密稲荷社などがあり、白蛇信仰や龍神伝説が根付く神社として、金運・開運・縁結びのご利益で広く知られています。
蛇窪神社の主祭神・配祀神
主祭神として天照大御神(伊勢神宮内宮の主祭神)、天照大御神と関係が深く天岩戸伝説に登場する天児屋根命、さらに応神天皇が配祀神として祀られています。
【主祭神】
- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
蛇窪神社の正式名称は「天祖神社」であり、かつて「神明社」と称されていたことからも、創建時から天照大御神を主祭神とする神明系神社です。
天照大御神は日本神道における最高神で、天皇と皇室の祖先である祖神です。太陽を司る女神であり、天岩戸神話では、岩戸に隠れたことで世界が闇に包まれ、再び姿を現すことで光が戻ったとされる重要な神です。
【配祀神】
- 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
- 応神天皇(おうじんてんのう)
天児屋根命は、天照大御神が天岩戸に隠れた際、祝詞を唱えて神々を導いた神として知られ、神事や祭祀の中心的存在です。蛇窪神社では、神明社から天祖神社へ改称された際に、祭祀の補佐役として配祀されたと考えられています。
応神天皇は、第15代天皇で、武神としても崇敬されており、蛇窪神社の地域発展や武運長久を祈念して配祀されています。
境内社
蛇窪神社では、以下の3社の境内社があります。
- 白蛇辨財天社(しろへびべんざいてんしゃ)
- 蛇窪龍神社(へびくぼりゅうじんしゃ)
- 法密稲荷社(ほうみついなりしゃ)
白蛇辨財天社には、以下の宗像三女神(弁財天三女神)が祀られています。
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
- 田心姫命(たごりひめのみこと)
- 湍津姫命(たぎつひめのみこと)
これらの三柱は、航海安全や交通安全などを司る神として信仰されており、音楽・芸能・財運の神格を持つ弁財天の化身である白蛇も祀られています。
鎌倉時代、社殿の左横に湧水の洗い場があり、そこに白蛇が住んでいましたが、白蛇が戸越公園の池に移った後、地元の森谷氏の夢枕に現れ「元の住処に戻りたい」と訴えたことから、辨財天社が建立されと伝えられています。
蛇窪龍神社には、白蛇が昇華した龍神とされる蛇窪龍神が祀られています。鎌倉時代、武蔵国が大干ばつに見舞われた際、法密上人が龍神社で雨乞い断食祈願を行い、奇跡的な大雨が降ったとされ、大雨を降らせた守護神として龍神が祀られています。
法密稲荷社(ほうみついなりしゃ)には、稲荷大神である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)が祀られています。
元亨2年(1322年)、武蔵国が大飢饉に見舞われた際、法密上人が雨乞い断食祈願を行い、稲荷神のご分霊を勧請したことが始まりだとされています。
これら境内社に祀られている神々は、蛇窪神社の本殿に祀られる天照大御神・天児屋根命・応神天皇とともに、「蛇窪大神明神」として総称され、地域の守護と発展を祈願する存在となっています。
ご利益・ご神徳
本殿に祀られている天照大御神、配祀神の二柱と境内社に祀られている神々はそれぞれ異なるご利益をお持ちであり、それぞれのご利益とお与えくださるワケは以下のとおりです。
本殿のご利益
天照大御神のご利益
- 開運招福
- 金運上昇
- 良縁成就
- 厄除け・災難除け
天照大御神は日本神話における最高神で、太陽を司る女神。天岩戸神話では、岩戸に隠れたことで世界が闇に包まれてから、再び姿を現すことで光が戻ったとされる重要な神です。
世の中を明るく照らしてくださることから開運招福(総合運)のご利益があり、蛇窪神社では「白蛇信仰」と結びつき、金運や財運の象徴としても広く崇敬されています。
天児屋根命のご利益
- 学業成就・知恵授け
- 言霊の力による開運
- 厄除け・災難除け
天児屋根命は、天岩戸伝説で天照大御神が岩戸に隠れた際に祝詞を奏上し、天照大御神が岩戸から出てくるきっかけを作った知恵をお持ちの言霊・祝詞の神であり、神道における祭祀の守護神です。
応神天皇のご利益
- 出世運・勝負運
- 事業繁栄・商売繁盛
- 健康長寿・家内安全
応神天皇(誉田別尊)は、弓の名手であり、三韓征伐を成功に導いた武神として出世運・勝負運、大陸文化を採り入れて国造りを推進したという事績に基づいて事業繁栄・商売繁盛の神として崇められています。また、応神天皇の母である神功皇后が安産で知られていることから、安産・子育てや家内安全の神としても信仰されています。
白蛇辨財天社のご利益
宗像三女神のご利益
- 金運・財運向上
- 芸能・音楽・弁舌の向上
白蛇辨財天社に祀られている市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命の三柱は、航海安全や交通安全などを司る神であり、航海の安全から派生する豊漁や繁栄への願いを叶えてくれる神々として信仰されています。
特に市杵島姫命は弁財天と同一視されており、水の神、芸能の神、財宝の神として、航海安全、芸能上達、金運アップの象徴としても信仰されています。
蛇窪龍神社のご利益
龍神のご利益
- 立身出世・仕事運の向上
- 再生・開運
- 浄化・守護
蛇窪龍神社に祀られている白蛇が昇華した龍神は「勢い」や「上昇」を象徴し、昇り龍のように運気や地位が上がるとされ、龍神とつながることで決断力・行動力・リーダーシップが高まり、仕事運や出世運が向上すると信仰されています。
また、龍神は水や風などの自然エネルギーを司ることから「流れを変える力」を持っており、停滞した運気を動かし、再生・好転へ導いてくれる、人生の転機や新たなスタートに力を貸してくれると信じられています。さらに、龍神は水の神として、穢れを洗い流す浄化の力を持ち悪い縁から守ってくださると信仰されています。
法密稲荷社のご利益
- 商売繁盛・事業成功
- 五穀豊穣・食の恵み
- 家内安全・縁結び
法密稲荷社は、京都の伏見稲荷大社の御分霊を勧請し、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)が祀られています。倉稲魂命は、日本神話に登場する神で、穀物や食物を司る神として知られており、五穀豊穣から派生する商売繁盛など幅広いご利益をもたらすと信仰されています。
己巳の日のご利益とは
己巳の日(つちのとみのひ)とは、12日に1度訪れる巳の日の中でも、十干の「己(つちのと)」と重なる、60日に1度しか巡ってこない特別な吉日のことです。巳の日が弁財天の使いである蛇に由来し、金運や財運を高めるとされるのに対し、己巳の日はさらに金運がアップすると言われています。
- 己(つちのと):五行で「土」=金を生む性質を持つ
- 巳(み):蛇を象徴し、弁財天の使い=財運・芸能・学問の神
- 己巳の日:己と巳の2つが重なることで「金運・財運・再生力」が最大化
己巳の日はお金にまつわる運気が大幅にアップすると言われており、白蛇辨財天を祀る蛇窪神社では、己巳の日には白蛇像の御開帳が行われ、己巳祭が斎行され、特別祈祷が行われます。
2025年 己巳の日のご利益の体験談
己巳祭と特別祈祷が行われる己巳の日に参拝し、願い掛けするとご利益の即効性が高まるとの噂が話題になったりしています。
蛇窪神社では、夢巳札・銭洗い・撫で白蛇など、体験型の祈願が多く、心理的にも即効性を感じやすいことも影響していると考えられます、以下に体験談の一部を紹介します。
- 宝くじ当選(東京都・男性・42歳)
己巳の日に銭洗いをしてから、購入したスクラッチで10万円当選。今まで一度も当たったことがなかったので驚いた。 - 副業の契約成立(神奈川県・女性・33歳)
己巳の日に夢巳札を財布に入れた翌日、SNS経由で副業の依頼が舞い込み、即契約成立。 - 昇給通知(埼玉県・男性・29歳)
己巳の日に参拝後、翌週に上司から昇給の話が。タイミングがあまりにぴったりで驚いた。 - 投資の急騰(大阪府・男性・45歳)
己巳の日に銭洗いした銘柄が翌日から急騰。売却益で家族旅行を実現。 - 婚約成立(千葉県・女性・36歳)
己巳の日に撫で白蛇に良縁祈願。翌週、交際中の彼からプロポーズされた。 - 体調回復(東京都・女性・51歳)
慢性疲労に悩んでいたが、己巳の日の参拝後に不思議と体が軽くなり、翌週の検査結果も改善。 - 事業の契約獲得(福岡県・男性・38歳)
己巳の日に龍神社で出世祈願。翌日、商談が急展開し大型契約が成立。 - 家族の仲直り(群馬県・女性・47歳)
家族と不仲だったが、己巳の日に法密稲荷社で家庭円満祈願。数日後、自然と会話が戻った。 - 転職成功(愛知県・男性・31歳)
- 己巳の日に参拝後、応募していた企業から急に面接連絡。翌週には内定通知。
- 夢の実現(北海道・女性・28歳)
己巳の日に「夢巳札」に願いを書いたら、半年間温めていた企画が採用され、出版が決定。
これらの体験談は、蛇窪神社の特有の【願いを具体的に行動に移す「祈願+実践型」の参拝スタイル】が即効性を高めていると考えられるので、ぜひ、参拝して夢巳札・銭洗い・撫で白蛇などを体験されることをおすすめします。
巳の日・己巳の日のカレンダー(2025年8月~2026年7月)
2025年8月から1年間の巳の日・己巳の日のカレンダーです。金運・財運アップのご利益に期待して巳の日・己巳の日に参拝しましょう。
一粒万倍日や大安と重なる日はさらに吉日効果が高まります。例えば、2025年12月26日(金)は「己巳の日」+「大安」+「大明日」のスーパー吉日です。
月 | 巳の日 | 己巳の日(60日に一度の大吉日) |
---|---|---|
2025年8月 | 4日(月)、16日(土) | 28日(木) |
2025年9月 | 9日(火)、21日(日) | ― |
2025年10月 | 3日(金)、15日(水) | 27日(月) |
2025年11月 | 8日(土)、20日(木) | ― |
2025年12月 | 2日(火)、14日(日) | 26日(金) |
2026年1月 | 7日(水)、19日(月)、31日(土) | ― |
2026年2月 | 12日(木)、24日(火) | ― |
2026年3月 | 8日(日)、20日(金) | ― |
2026年4月 | 1日(水)、13日(月)、25日(土) | ― |
2026年5月 | 7日(木)、19日(火)、31日(日) | ― |
2026年6月 | 12日(金)、24日(水) | 24日(水) |
2026年7月 | 6日(月)、18日(土)、30日(木) | ― |
お参りの仕方(境内図付き)

出典:蛇窪神社公式サイト 境内図
蛇窪神社は体験型の参拝が魅力であり、以下の参拝ルートが推奨されています。
- 撫で白蛇:夫婦白蛇を撫でて「再生・気力復活」を祈願
- 蛇窪龍神社:金色の鳥居と白龍像。立身出世・守護・浄化の象徴
- 銭回し:種銭を金杯において時計回りに3回回す
- 銭洗い:種銭と自分のお金をザルに入れて「白蛇清水」で銭洗い
清水に浸して時計回りに3回回す - 白蛇辨財天社:銭洗いした笊と一緒に金運祈願
- 法密稲荷社:水掛宝珠で感謝を捧げ、111本の提灯が幻想的
- 重軽狐石:願いの成就度を石の重さで占う
- 運玉投げ:満願岩の窪みに玉を投げて運試し
- 本殿参拝:天照大御神・天児屋根命・応神天皇に感謝を伝える
銭洗いの手順(白蛇清水)
蛇窪神社の銭洗いは「白蛇辨財天社」横の白蛇清水で行います。以下が正式な手順です。
- 白蛇種銭を授与(初穂料1枚300円〜お気持ち)
- 石臼の金杯に種銭を置き、時計回りに3回まわす(銭回し)
- 種銭と自身の小銭をザルに入れる
- 白蛇清水の水鉢にザルごと浸し、時計回りに3回まわして清める
- 濡れたまま辨財天社へ持参し参拝
- 参拝後、種銭は財布へ、自身の小銭は自宅に保管
お礼参りの際は、古い種銭を「銭つなぎ棒」に納めて新しい種銭を授かるとさらに良縁が続くとされます。
詳しい画像付き手順は後ほど説明します。
夢巳札の使い方と開運ポイント

巳の日・己巳の日・正月期間限定の特別御札です(出典:メルカリ)
夢巳札とは?
巳の神様の力によって、人々の願いや夢が叶うように、という願いが込められているお札です。
蛇窪神社限定の特別御札で、白蛇の抜け殻が封入された「金運・財運・仕事運・開運・厄除け」の強力なお守りです。巳の日・己巳の日・正月期間のみ授与されます。
使い方のバリエーション
使い方 | 効果・ポイント |
財布に入れる | 金運・財運アップ。カードポケットに同じ向きで収納。黄色やゴールドの財布と相性◎ |
神棚や玄関に祀る | 家全体の運気向上。神棚がない場合は玄関の清潔な場所に立てかける |
枕の下に敷く | 己巳の日の夜に敷くと「夢のお告げ」があるとされる。翌朝メモ推奨 |
バッグに入れて持ち歩く | 日常的に金運を引き寄せる。擦れ防止に小袋やジップケースが便利 |
蛇窪神社の待ち受けが話題に

金の鳥居・扁額の待ち受けご利益が話題に!
ゴールドの鳥居と扁額を携帯の待ち受けにすると運気が向上すると話題となっています。
2025年1月3日にフジテレビ系「二宮ん家」が、2025年に待ち受けにすると運気があがる!パワースポットとして蛇窪神社を紹介したからです。
金色に輝く鳥居と扁額は、視覚的なインパクトだけでなく、金運・開運を象徴する強力なスピリチュアルアイコンとして注目を集めています。金の鳥居と扁額をスマートフォンの待ち受け画像に設定することで「臨時収入があった」「宝くじが当選した」「仕事運が急上昇した」といった体験談が多数報告されており、プライムオンラインなどでも取り上げられるほど話題沸騰中です。
金色は風水的にも「陽の気」を強く持ち、財運・成功・繁栄を引き寄せる色とされます。鳥居は神域への入口であり、金色の鳥居を通して神様との縁が強化されることで、願いが届きやすくなると信じられています。また、扁額に刻まれた神名や神紋も「言霊」としての力を持ち、待ち受けにすることで日々の運気を整える効果があるとされています。
こうした象徴的なビジュアルを日常に取り入れることで、潜在意識が活性化し、行動力や直感力が高まり、結果的にチャンスを掴みやすくなると考えられます。
蛇窪神社の見どころ
大鳥居

蛇窪神社の鳥居は数回の立て直しを経ている
蛇窪神社の大鳥居は、その歴史の中で何度か建て替えや修復を経て現在に至っています、主な変遷は以下の通りです。
- 大正初期:初代大鳥居の建立
大正初期に、地域の有志が発起人となり、最初の檜(ひのき)製の大鳥居が建立されました。 - 昭和20年(1945年)の東京大空襲:唯一の残存
昭和20年の東京大空襲では、本殿や境内の建造物、樹木などが丸焼けになりましたが、この大鳥居だけは戦禍を免れたとされています。このことは、神様の不思議な御加護として語り継がれています。 - 昭和49年(1974年):銅での修復
戦禍を免れた旧檜の大鳥居は、昭和49年に銅で修復されました。 - 平成30年(2018年):老朽化による撤去
長年の風雪に耐えてきた大鳥居も老朽化が進み、平成30年(2018年)8月下旬に安全性を考慮して撤去されました。 - 令和元年(2019年):新檜の大鳥居の再建
蛇窪神社鎮座七百年記念事業の一環として、氏子崇敬者の寄付により、令和元年(2019年)12月26日に新たな檜製の大鳥居が再建されました。

蛇窪神社の鳥居の扁額
この新しい大鳥居の扁額には、当時の「天祖神社」ではなく、通称として親しまれてきた「蛇窪神社」の文字が刻まれています。
白蛇清水で銭洗い
金運アップのご利益があるとされる白蛇辨財天社では、「銭洗い体験」が大人気。
まず社前にある白蛇清水でお金を浄め、次に専用のザルに入れて水で洗うことで、お金に浄化と福を宿すとされます。その後、辨財天に参拝し、心を込めて願掛けするのが一連の流れです。己巳の日には特別祈祷も行われ、特別授与品「夢巳札」を授かるチャンスも。手順が明確で誰でも参加できるため、初めての参拝者にも好評です。
以下、画像付きで手順を説明します。
白蛇種銭を回す

銭洗いする種銭を入手
初穂料300円~お気持ちで白蛇種銭を1枚、受け取りましょう。画像の右側の説明のとおり、過去の種銭をお持ちの場合、種銭納棒に刺してお戻しください。

種銭を金杯に置いたら時計割に3回まわす
画像の男性のように金杯に白蛇種銭を金杯に置き、石臼の回し棒を使って時計回りに3回まわします。
回した種銭と自分のお金をザルに乗せて銭洗い所に持っていきます。
白蛇清水に浸して銭洗い

白蛇清水
種銭とお金をザルごと銭洗い所の清水に浸したら時計回りに3回回しましょう。回し終えたら白蛇弁財天に向かいましょう。
白蛇弁財天へ参拝
種銭とお金を乗せたザルを白蛇弁財天の御賽銭箱の前の台に置いたらお参りしましょう。

白蛇弁財天の御賽銭箱の前にザルを置きましょう
お参りを終えたらザルを所定の場所に戻し、洗ったお金は自宅に保管し、種銭はお財布などに入れて持ち歩くと金運がアップすると言われています。
撫で白蛇(夫婦像)

蛇窪神社の撫で白蛇は夫婦白蛇
神社の奥に静かに佇む白蛇の夫婦像は、撫でることで心の浄化や再生を祈願する場所です。手順はとてもシンプルで、「白蛇の頭を優しく撫でる」ことで、自分自身の迷いや疲れ、穢れを白蛇に預けるという形になります。撫で方には特に決まりはありませんが、両手を添えて目を閉じることで祈りがより深まるといわれています。夫婦の像は「調和と縁」の象徴でもあり、恋愛や人間関係の悩みを抱える人にも人気があります。
蛇窪龍神社(金の鳥居)

転機などにご利益があるとされる蛇窪龍神社
撫で白蛇の左手には黄金の鳥居で、強い運気を感じさせる蛇窪龍神社があります。まず金の鳥居をくぐり、白龍像の前で軽く一礼。続いて社前で祈願を捧げるのが基本手順です。
立身出世や環境の変化に合わせた「転機の祈り」に適しており、龍の力を借りるという神秘的な体験ができます。社殿の側面には小さな祈願絵馬もあり、願い事を記入し奉納することでさらに気持ちを込めることができます。
法密稲荷社(111提灯)
境内奥に幻想的に灯る法密稲荷社は、提灯111個が連なる独特の雰囲気が特徴。まず社殿を正面から拝し、続いて横にある「水掛宝珠」に水を優しく注ぎながら願いを込めます。水をかける行為には“清め”と“運気注入”の意味があり、商売繁盛や家内安全を祈願する人が多く訪れます。狐像にも手を合わせ、周囲を一巡することで一体感ある参拝となります。提灯の光と祈願の静けさが交差する、五感に残るスポットです。

蛇窪神社の法密稲荷の鳥居から社殿
重軽狐石・満願岩(運試しの体験)

おもかる狐石を試したら運玉投げにも挑戦
このゾーンは「願いを形にする」ための体験スポットです。おもかる狐石では、石を持ち上げて願い事の成就度を占うというユニークな手順に挑戦。
- 最初に狐石の重さを確かめる
- 願いを祈念し、その後に両手で狐石を少し持ち上げる(座布団石から外へ移動しない)
- 軽いと感じれば願いが早く叶い、重いと感じれば一層努力が必要

運玉が満願岩に入ると願い事が叶いやすい
続いては、運玉を一つ受け取り、満願岩に向かい、運玉を投げて的に命中させることで願掛け完了です。複数人で訪れて競い合うのも楽しく、結果に一喜一憂しながら開運への道を歩める体験型スポットです。
蛇窪神社の拝殿

現在の幣殿は1998年に再建されたもの
創建は、鎌倉時代(1272年頃)に、大旱魃を救った雨乞いの奇跡に感謝して、時千代の旧家臣たちが建立したのが始まりとされています。この際、本殿と合わせて拝殿も建立されたと考えられます。
第二次世界大戦による戦災で、拝殿を含む社殿全体が焼失し再建されましたが、現在の拝殿は、平成10年(1998年)に再建されたものです。
社殿全体が一体となった権現造り(拝殿、幣殿、本殿が連結された建築様式)となっています。
蛇窪神社の本殿

本殿は、切妻屋根、千木と鰹木がある神明造り系
蛇窪神社の本殿は、主祭神である天照大御神を祀る最も神聖な場所です。
現在の本殿は昭和36年(1961年)に再建されたもので、拝殿とは幣殿で連結された権現造の一部を構成しています。
建築様式としては、伊勢神宮に代表される神明造(しんめいづくり)の流れを汲む、直線的で簡素ながらも厳かな印象を与える造りです。
屋根は切妻造(きりづまづくり)で、千木(ちぎ)や鰹木(かつおぎ)が特徴的に配され、神社の格式を表しています。
彩色を極力排し、木材の素地を活かした素木造り(しらきづくり)で、清浄さと神聖さを際立たせています。
御朱印所・授与所(参拝後の深め方)

社務所ではない御朱印所と授与所があります
境内散策を終えたら、社務所でおみくじや絵馬、御朱印を授かるのが締めのおすすめルートです。夢巳札や縁守などの特別授与品は、願いを込めるだけでなくお守りとしての機能も抜群。おみくじは多言語対応で、観光客にも人気。御朱印は月替わりや季節限定デザインもあるため、訪れるたびに新たな楽しみがあります。絵馬を奉納することで願いが境内に留まり、祈りの余韻を長く感じられる締めくくりスポットです。
蛇窪神社の御朱印
書置きの御朱印

蛇窪神社の書置き通常御朱印
蛇窪神社では、通常御朱印として「蛇窪神社」「蛇窪弁財天」「蛇窪大明神」の3種類があります。また、季節やイベントごとに限定御朱印も頒布されます。例えば、己巳の日には「白蛇辨財天御開帳 切絵御朱印」が授与されます。

天照大御神を主祭神とする御朱印
蛇窪神社の御朱印は、天照大神を主祭神とし、除災招福・心願成就などの総合運に効果があり、中央に「蛇窪神社」の墨書き、上部に社紋(雨竜紋+七つ蛇の目紋)、右下に「東京の白蛇さま」の印があるデザインです。

蛇窪神社にある蛇弁財天の御朱印
白蛇弁財天の御朱印は、白蛇と弁財天をモチーフにしており、金運・芸能・財運・学問成就などのご利益があるとされます。「厳島弁財天大神」の墨書き、白蛇と琵琶のイラスト入りの朱印です。巳の日や己巳の日には限定御朱印も登場します(金字や切り絵仕様など)

白蛇と龍神をモチーフの御朱印
モチーフは白蛇+龍神、開運・立身出世・金運・厄除けなどのご利益があるとされます。「蛇窪大明神」の墨書き、左に白蛇・右に龍神の印(季節や月によって色が変化、例:1月は金銀、4月はピンク、9月は水色など)、己巳の日には特別仕様の豪華版も頒布されます。
御朱印帳への直書き御朱印
蛇窪神社では、御朱印所において御朱印帳への直書き御朱印も頒布しており、9:00~11:00と13:00~15:00の時間帯で受け付けています。
蛇窪神社のお守り

蛇窪神社のお守り・お札、左上に夢巳札
お守りとお札類の授与時間は9:00〜17:00、混雑時は早めの参拝がおすすめです。
以下に、蛇窪神社の代表的なお守りと初穂料を一覧でまとめました。
- 夢巳札(ゆめみふだ):2,000円(正月期間・巳の日限定)
- 白蛇根付守(赤・緑):1,000円
- 芸能上達守:1,000円
- 子巳守(ピンク・水色):800円
- 御神木香御守「へびくぼのかほり」:3,000円(ヒノキ&クスノキ精油入り)
- 白蛇置物守(陶器製):2,000円(大サイズは5,000円)
- 金札(蛇窪大明神):1,500円
- 御札立て(金幣付き):1,500円
- 護符御守(スマホ貼付可・蓄光):1,500円
- 白蛇絵馬:1,000円
- 立身出世守:1,000円
- 巳が龍御守:1,000円
- 龍の御鈴(りゅうのみすず):1,000円
- 厄除守・除災招福守:1,000円
- 縁魂結(えんだまむすび):1,000円
- お願い蛇窪龍神(願い札):500円
- 蛇窪ステッカー御守:500円
- 一部のお守り(夢巳札など)は限定日頒布で、郵送不可。
- 白蛇置物は郵送対応あり(現金書留+送料600円)。
財運 白蛇(清酒)
蛇窪神社から徒歩1分弱にある「遠藤米穀店」では「しながわみやげ」に認定されている日本酒「財運白蛇」を販売しています。白蛇の神社である蛇窪神社の財運向上のご利益にピッタリの清酒なので購入しました。日本酒好きの方は参拝後にぜひお店に行ってみてください。

清酒 財運白蛇
以下はしながわみやげの認定証、店名に遠藤米穀店が記載されています。
蛇窪神社のアクセス・最寄り駅・行き方
【最寄り駅】中延駅(都営浅草線・東急大井町線)
【中延駅からの徒歩ルート】
中延駅から徒歩約7分。
- 中延駅の改札を出て右へ。
- 「中延商店街」を抜けて中延駅入口(交差点)へ。
- 中延駅入口(交差点)をそのまま真っすぐ進み大原通りへ
- 途中、松の湯(銭湯)を通り過ぎファミリーマートまで行く
- ファミリーマートの交差点を右折
- 途中に「蛇窪神社」の案内板があるので、それに従って進む。
- 遠藤米穀店からすぐ、右側に蛇窪神社の鳥居が見えたら到着。
【その他アクセス方法】
車の場合:神社周辺にコインパーキングあり。
バスの場合:品川駅から「荏原町駅入口」方面のバスに乗車、「二葉四丁目」停留所で下車し徒歩約3分。
蛇窪神社の基本情報
※正式名称:天祖神社(令和元年に通称「蛇窪神社」が表記統一)
【住所】東京都品川区二葉4丁目4番12号
【電話番号】03-3774-5575
【ご祭神(本殿)】
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
応神天皇(おうじんてんのう)
【境内社の主な神様】
白蛇辨財天社:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)ほか
蛇窪龍神社:白龍神(白蛇の昇華とされる龍神)
法密稲荷社:倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
【ご利益】
開運招福/金運上昇/仕事運/立身出世/浄化・再生/商売繁盛/良縁成就/家内安全/厄除け/芸能・弁舌上達 など
【公式サイト】https://hebikubo.jp
蛇窪神社 紹介まとめ
蛇窪神社は、白蛇信仰に基づく金運・開運のご利益で知られる東京・品川のパワースポット。撫で白蛇や銭洗い、白蛇辨財天社での祈願など、体験型の参拝が魅力です。
特に己巳の日には特別な祈願や限定御朱印が授与され、スピリチュアルな雰囲気が高まります。境内には龍神像や重軽狐石などユニークな祈願スポットも点在し、願いを込めて行動することで心の浄化や再生を感じられるでしょう。金運アップを願う方はもちろん、静かな癒しを求める方にもおすすめの神社です。