「厄除けのお寺として有名な川崎大師に行ってみたいけれど、実際どんなご利益があるの?」
「初詣の混雑具合や、人気の御朱印・お守りの種類をあらかじめ知っておきたい!」
関東屈指の霊場として毎年多くの参拝客が訪れる川崎大師(平間寺)。実は単なる厄除け大師にとどまらず、歴史の深さや授与品の豊富さなど、全国から人が集まる「すごい理由」がたくさん詰まっています。
そこで本記事では、川崎大師のご利益や厄除け祈願のやり方はもちろん、初詣の最新情報、授与品(御朱印・お守り)の魅力までを徹底解説!
さらに、お参りの後に絶対に立ち寄りたい参道(仲見世通り)での「精進落とし(食べ歩き・名物スイーツ)」まで、川崎大師を120%楽しむための情報をギュッと凝縮してお届けします。
川崎大師(平間寺)とは?歴史とご利益

広々とした川崎大師 平間寺の境内
「関東三大師」の一つとして数えられ、年間を通じて多くの参拝客で賑わう川崎大師(かわさきだいし)。
正式名称を「金剛山金乗院平間寺(こんごうさん こんじょういん へいけんじ)」といい、真言宗智山派の大本山にあたる格調高い名刹です。
なぜこれほどまでに多くの人々から親しまれ、全国有数の参拝者数を誇るのか。その理由は、開創にまつわるドラマチックな歴史と、あらゆる災いを払うとされる強力なご利益にあります。
川崎大師の歴史と由来
川崎大師の歴史は、今から約900年前の平安時代(大治1年・1126年)に遡ります。
当時、無実の罪で武士の身分を追われ、川崎の地で漁師として暮らしていた平間兼乗(ひらま かねのり)という人物がいました。兼乗は自身の無念と不遇をかこち、日々深海に沈むような思いで過ごしていましたが、42歳という厄年の際、弘法大師(空海)のお姿が夢に現れます。
夢の中で弘法大師は、こう告げました。
「われ昔、海中に尊像を投じたり。汝すみやかに網を投げ、これを出して供養すべし」
兼乗がお告げに従って海へ網を打つと、光り輝く弘法大師尊像が引き揚げられました。兼乗はその尊像をお祀りし、昼夜を問わず熱心に祈りを捧げたところ、自身の厄が綺麗に落ち、運気が大きく開けたと伝えられています。
その後、この評判を聞きつけた高僧・尊賢上人(そんけんしょうにん)とともに寺院を建立したのが川崎大師の始まりです。開基である平間兼乗の名にちなんで「平間寺(へいけんじ)」と名付けられ、今日まで「厄除けの霊場」として信仰を集め続けています。
ご本尊「弘法大師」の厄除けなどのご利益
川崎大師のご本尊は、先述の故事によって引き揚げられた弘法大師(空海)のお姿(尊像)です。川崎大師では、このご本尊の前にて毎日休まず「お護摩祈祷(おごまきとう)」が厳修されており、その炎と真言を通じて絶大なご利益が授けられるとされています。
川崎大師の主なご利益
厄除け・災難除け
川崎大師の代名詞とも言えるご利益です。あらゆる悪運や災い、人間関係のトラブルを断ち切り、運気をリセットしてくれます。特に「前厄・本厄・後厄」などの厄年を迎えた方の厄祓いとして絶大な人気を誇ります。
開運招福
厄を払ったあとに、幸運や良い引き寄せをもたらすエネルギーを授かります。
家内安全・身体健全
家族全員が病気や事故なく、健康的で平穏な日々を過ごせるよう祈願します。
商売繁盛・事業繁栄
江戸時代には徳川11代将軍・家斉が参拝したことでも知られ、現在も多くの企業経営者や個人事業主が事業の成功を祈願に訪れます。
交通安全
川崎大師には珍しい「自動車交通安全祈祷殿」があり、ドライバーの安全祈願や新車の祈祷スポットとしても大変有名です。
人生の節目や「最近どうも運気が良くない」「心機一転して新しいスタートを切りたい」という時に訪れることで、力強く背中を押してくれるパワースポットと言えます。
川崎大師が「すごい」理由とは

毎年300万人以上が川崎大師に初詣
初詣の参拝者数が全国トップクラス(例年約300万人以上)を誇り、年間を通じて絶え間なく人が訪れる川崎大師。単なる有名なお寺にとどまらず、人々を惹きつけてやまない「3つのすごい理由」を深掘りして解説します。
関東三大師の一つ!圧倒的な「厄除け」の霊力
川崎大師は、西新井大師(東京都足立区)・観福寺(千葉県香取市)と並び、「関東三大師」の一つとして数えられています。
最大の強みは、開創以来900年以上にわたって培われてきた圧倒的な厄除け(厄祓い)の霊験です。
江戸時代には、11代将軍・徳川家斉が厄除け祈願のために公式参拝したことをきっかけに、江戸中の庶民の間で「川崎の大師様へ参拝すると厄が落ちる」と大ブームが巻き起こりました。
現在でも「前厄・本厄・後厄」などの厄年を迎えた方はもちろん、方位除けや災難除けを願う全国の人々から「厄除けといえば川崎大師」と深く信仰され続けています。
毎日厳修される大迫力の「お護摩祈祷」
川崎大師の参拝で絶対に体験したいのが、大本堂で毎日何回も厳修されている「お護摩祈祷(おごまきとう)」です。
お護摩とは、ご本尊・弘法大師の御前で不動明王の聖なる火を焚き上げ、導師が高らかに真言を唱えながら、参拝者の願い(厄除け・家内安全など)を成就へと導く真言密教の伝統的な儀式です。
- 太鼓の重低音が響き渡る圧巻の臨場感
- 天高く立ち上る清らかな炎
- 僧侶が一斉に唱える迫力ある読経
堂内に一歩足を踏み入れれば、その荘厳な空気感に誰もが圧倒されます。祈祷の最後には、自身の大切な所持品(鞄や財布など)を護摩の火にかざして御祈願していただける「お火加持(おひかじ)」も行われており、五感でご利益を実感できる貴重な体験となります。
お護摩祈祷の模様は以下の動画でご覧ください。
この動画は川崎大師公式動画チャンネルで紹介されています、公式チャンネルはこちら。
江戸時代から続く「参道(仲見世)の門前町文化」

参道である仲見世通り
川崎大師が「すごい」と言われる最後の理由は、境内を出た瞬間に広がる活気あふれる門前町(仲見世通り)の存在です。
川崎大師の参道は、江戸時代から参拝客の旅の疲れを癒やす場として大いに栄えてきました。
参拝を終えたあとに参道で美味しい名物を食べ、日常へと気持ちを切り替える「精進落とし(しょうじんおとし)」の文化が、今もなお受け継がれています。
名物の「久寿餅(くずもち)」や、トントンとテンポよく飴を切る音で知られる「とんとこ飴」、出来立ての「わらび餅」など、歴史と活気に満ちた商店街が「参拝+食べ歩き」という最高の体験価値を提供しているのです。
「精進落とし」とは?
「精進落とし」とは、参拝やお祈りを無事に終えたあと、通常の食事をとって日常の生活へと切り替える江戸時代からの習慣です。かつては厳しい精進(節制)を終えて精進料理から通常の食事に戻る節目とされており、参拝後のひとときを心地よく締めくくる大切な風習として今に受け継がれています。
川崎大師の境内見どころ・参拝ルート
広大な敷地を誇る川崎大師の境内には、大本堂以外にも歴史的建造物やユニークなご利益スポットが数多く点在しています。参道側から境内へ入り、効率よくご利益を授かりながら巡る「おすすめ境内見どころルート」をご紹介します。
大山門|四天王が護る重厚な開運の門

堂々とした二重門(二層造り)構造
参道(仲見世通り)を抜けると、最初に参拝者を迎えてくれるのが威風堂々とした「大山門(だいさんもん)」です。開創850年を記念して1977年に建立された飛鳥様式の美しい大門で、門の四方には世の中を護る四天王像(持国天・増長天・広目天・多聞天)が安置されています。
- 高さ: 約21.8m
- 間口(幅): 約12.6m(5間)
- 奥行: 約10.8m(3間)
川崎大師の入り口を象徴するフォトスポットとしても知られています。門をくぐる際は一度立ち止まり、一礼して境内の聖域へと足を踏み入れましょう。
大本堂|毎日お護摩が焚かれる信仰の中心

重厚感に満ちた大本堂
大山門をくぐり、手水舎で心身を清めた正面に鎮座するのが「大本堂(だいほんどう)」です。吉例大開帳奉修の記念すべき昭和39年5月に落慶された堂々たるお堂で、堂内にはご本尊である「弘法大師(空海)」の尊像を中心に、不動明王や愛染明王などが大切にお祀りされています。
- 建坪: 約1,000㎡(約300坪)
- 高さ: 約25m
- 構造: 鉄骨鉄筋コンクリート造(入母屋造・銅板葺)
大本堂の最大の特徴は、毎日休まず執り行われている「お護摩祈祷」です。祈祷を受ける方はもちろん、一般の参拝者も堂内に上がってお参りすることが可能です。堂内の荘厳な空気感に包まれながら静かに手を合わせ、日頃の感謝とお願いごとを伝えましょう。
八角五重塔|色鮮やかで美しい境内のシンボル

本堂の右手に聳え立つ朱塗りの美しい建物が、川崎大師のシンボルでもある「八角五重塔(はっかくごじゅうのとう)」です。1984年の開創850年大遠忌を記念して建立されました。
全国的にも非常に珍しい八角形の五重塔であり、円に近い形の八角形は「包容力」や「完全性」を象徴しています。塔の初層には恵果阿闍梨(けいかあじゃり)や弘法大師の像などが安置されており、その色鮮やかで圧倒的な存在感は境内屈指の写真映えスポットとして絶大な人気を誇ります。
拝観日は3月21日~12月21日の第一日曜日、ご縁日の2月1日となっています。
遍路大師像に献水して祈願できる

八角五重塔のすぐ脇には、修行衣装に身を包み、弘法大師のお姿を表した「遍路大師像(へんろだいしぞう)」が佇んでいます。

お像の周囲には水屋が整えられており、柄杓(ひしゃく)で草鞋(わらじ)に清らかなお水をかけて祈願する「献水(けんすい)」ができるスポットとして多くの参拝客が訪れます。主なご利益は、足腰健康、健脚祈願、旅の安全、諸願成就だそうです。
やすらぎ橋|幸福を招く朱色の橋

「つるの池」に鮮やかな朱色の架け橋として佇む「やすらぎ橋」は、平成26年(2014年)の大開帳奉修を記念して作られた美しい架け橋です。災難を除き幸福を招くとされる朱色で彩られており、橋を渡ると降魔成道釈迦如来像や薬師殿へと参拝することができます。欄干(てすり)には悟りへと向かう4つの段階(発心・修行・菩提・涅槃)を表す種子(梵字)が20文字刻まれており、ここを渡ると心が安らぐと言われています。四季折々の景色や池のせせらぎを楽しめる境内屈指のフォトスポットとしても人気を集めています。
薬師殿|インド風建築と健康長寿のご利益

境内の東側に位置する「薬師殿(やくしでん)」は、伝統的な日本のお堂とは一線を画す、オリエンタルなインド風の建築様式が特徴的なお堂です。堂内には身体の病気や心の不調を癒やすとされる「薬師瑠璃光如来尊像」や十二神将が奉安されており、健康長寿・病気平癒を願う人々が訪れます。
また、薬師殿ではオリジナルの写経や彩色仏画(ぬりえ)の体験ができるほか、専用の御朱印をいただくことも可能です。周辺には錦鯉が泳ぐ池にかかる「やすらぎの橋(つり橋)」や「降魔成道釈迦如来像」があり、静けさと清らかな水辺の緑に癒やされる散策エリアとなっています。
降魔成道釈迦如来像

川崎大師の「薬師殿」の前に安置されている、金色の煌びやかな釈迦如来像です。
「降魔成道(ごうまじょうどう)」とは、お釈迦様が菩提樹の下で深い瞑想に入り、悟りを開く直前に襲いかかってきた悪魔(魔羅)たちの誘惑や脅迫を退け、真理(悟り)を完成させた瞬間(成道)を意味します。
右手を下げて指先で地面に触れる様を表す「触地印(そくちいん:降魔印)」という印相(手の形)をしています。「悪魔に対し、自分が悟りを開いたことを大地の神に証言させた」ことを意味する手の形で、あらゆる魔や災いを退ける力強い象徴です。
隠れたパワースポット4選
目立たない隠れ参拝ポットとして知られているパワースポットも紹介します、ぜひ足を延ばしてみてください。
しょうづかの婆さん(葬頭河の婆)

西解脱門をくぐり、手前奥の左手に進むと「しょうづかの婆さん」をお祀りするお堂が見えてきます。三途の川で衣装を脱がせる「葬頭河(しょうずか)の婆」に由来するお堂で、元々は幕末の品川お台場付近から明治時代に川崎大師へと遷座されました。古くから「歯の痛みを癒やす」とされるほか、「容貌を美しくする」という美貌祈願の信仰を集めており、現在でも女優やモデルが願掛けに訪れる隠れた名所となっています。
「しょうづかの婆さん」にちなんだお守りとして、境内では「美貌守(びぼうまもり)」(または「美守」)が授与されています。
福徳稲荷堂(ふくとくいなりどう)

大本堂と不動堂の間に佇む「福徳稲荷堂」は、川崎大師の歴史において特別な意味を持つお堂です。昭和20年(1945年)の大空襲により境内地の大部分が焼失した中、唯一難を逃れ焼失しなかった「奇跡のお堂」として知られています。ご祭神には「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」をお祀りしており、五穀豊穣・商売繁昌・家内安全・開運招福のご利益を授かることができます。激しい戦火をくぐり抜けた歴史的背景から、災難を回避する強運のパワースポットとしても厚く信仰されています。
不動堂(ふどうどう)

昭和39年(1964年)に落慶した「不動堂」は、成田山新勝寺のご本尊である不動明王の御分躰を勧請・奉安しているお堂です。堂内では力強いお不動様のお姿を直接拝することができ、厄除けや諸願成就を祈る参拝者が絶えません。また「関東三十六不動霊場 第7番札所」および「武相不動尊霊場 第1番札所」でもあり、堂内の納経所ではそれぞれの霊場の御朱印を授かることができます。毎月28日のご縁日には「不動尊大護摩供修行」が奉修されています。
四国八十八ヶ所お砂踏み(遍照殿)
四国霊場八十八ヶ所の各札所から集められた「お砂」が敷き詰められたスポットです。ここを一つひとつ踏みしめながらお参りすることで、四国お遍路を巡ったのと同様のありがたいご利益が得られるとされています。
川崎大師の「厄除け・お護摩祈祷」
「厄除けのお大師さま」として全国にその名を知られる川崎大師。大本堂で執り行われる「お護摩(ごま)祈祷」は、厄除けをはじめとする諸願成就を祈願する川崎大師の中心的な伝統儀式です。
初めて参拝・祈祷を受ける方でも迷わないよう、お護摩の意味から受付方法、初穂料(祈祷料)まで詳しく解説します。
川崎大師のお護摩祈祷とは?ご利益と特徴
川崎大師のお護摩は、弘法大師空海が開いた真言密教の秘法に基づき行われます。本尊・厄除弘法大師の御前にて護摩壇に薪を積み上げて焚き、その尊い火の中に願いごとを書いた木札などを投じます。燃え上がる護摩の炎は大師の智慧の光をあらわし、参拝者の心の中にある煩悩や災難を焼き尽くしてご祈願を成就させるとされています。
主なご利益・祈願内容
- 厄除け(やくよけ): 厄年(前厄・本厄・後厄)の災難祓い
- 家内安全: ご家族の平穏と無事
- 商売繁盛: 事業や商売の発展・繁栄
- 身体健全・病気平癒: 心身の健康維持と病の平癒
- 開運満足・交通安全・学業成就 ほか
お護摩修行の流れ(受付からご祈祷・札受け取りまで)
お護摩祈祷は予約不要で、当日大本堂の受付窓口で申し込むことができます。
- 申込用紙の記入
大本堂前にある「護摩申込所(志納受付所)」にて申込用紙を受け取り、お願いごと(厄除など)、志納金(初穂料)、住所、氏名を記入します。 - 受付・初穂料のお納め
受付窓口にて志納金をお納めし、受取口で「お護摩札の引換券」を受け取ります。 - 大本堂への昇殿
案内アナウンスに従い、大本堂へ上がります。ご祈祷開始時間の少し前に堂内へ入っておくとスムーズです。 - お護摩祈祷の厳修
僧侶方の力強い読経と太鼓の音が響き渡る中、お護摩の炎が焚かれます。ご祈祷中には手持ちの鞄や財布などを護摩の火(お加持の煙)にかざしていただける「お火加持(おひかじ)」が行われる場合もあります - お護摩札の授与
ご祈祷終了後、指定の引換所で名前の書き込まれた「お護摩札」を受け取って完了です。
お護摩祈祷の申し込み方法から参拝、お護摩札の授与までの流れは以下の動画で確認できます。
この動画は川崎大師公式動画チャンネルで紹介されています、公式チャンネルはこちら。
初穂料(祈祷料)とお護摩札の種類
お護摩祈祷の初穂料(志納金)により、授与される「お護摩札」の大きさや種類が異なります。
- 【5,000円】:大木札
- 【7,000円】:特大木札
- 【10,000円】:尺二木札
- 【20,000円以上】:特別大木札
※初穂料の違いによるご利益の差はありません。ご自身の願いやお祀りする神棚・お部屋のスペースに合わせて選びましょう。
お護摩の開催時間
お護摩祈祷は大本堂にて毎日執り行われています。
- 平日・通常の土日祝: 1日約5〜8回(午前9時台〜午後4時台を中心に開催)
- ご縁日(毎月21日): 早朝(5:30〜6:00頃)から特別祈祷が開催されます
- 正月期間(初詣): 早朝から夕方まで連続して多数開催
※季節や行事によって開催時間が毎日変動するため、参拝当日は事前に川崎大師公式ホームページの「護摩時間表」を確認してからお出かけください。
授与品まとめ!人気の「御朱印」と「お守り」
参拝の証としていただく「御朱印」や、日常の無事を願う「お守り」は、川崎大師を訪れたら必ずチェックしたい授与品です。
川崎大師の御朱印の種類と拝受場所
川崎大師(平間寺)では合計8種類の御朱印が用意されており、大本堂、不動堂、薬師殿、自動車交通安全祈祷殿で頒布されています。すべてを巡る場合は、大本堂・不動堂・薬師殿・自動車祈祷殿の各お受け所を順番に訪れましょう。
大本堂(護持志納受付所)でいただける御朱印

大本堂および護持志納受付所では、川崎大師の通常御朱印のほか、複数の霊場(札所)の御朱印がお受けいただけます。
御朱印:川崎大師平間寺「厄除遍照殿」
特徴: 川崎大師で最も代表的な御朱印です。中央にはご本尊・弘法大師のお堂を表す「厄除遍照殿(やくよけへんじょうでん)」の墨書と、梵字の朱印が力強く捺されます。
御朱印:関東八十八ヵ所霊場 特別霊場「本尊 厄除弘法大師」
特徴: 関東八十八ヵ所霊場の特別霊場としての御朱印です。専用の納経帳や専用差し込み用紙での拝受も可能です。
御朱印:東海三十三観音霊場 第33番札所「本尊 救世観音」
特徴: 東海三十三観音霊場の満願(第33番)にあたる御朱印で、「本尊 救世観音」と墨書されます。
護持志納受付所でいただける御朱印

玉川八十八ヶ所霊場 第1番札所「本尊 厄除弘法大師」
特徴: 玉川八十八ヶ所霊場の開起点(第1番)としての御朱印です。
不動堂でいただける御朱印

大本堂の隣に位置する「不動堂」のお受け所では、不動明王をお祀りする2つの霊場の御朱印をいただくことができます。
御朱印:武相不動尊霊場 第1番札所「大聖不動明王」
特徴: 武相エリア(武蔵国・相模国)の不動尊巡礼における第1番札所の御朱印です。「川崎大師不動堂」の朱印が入ります。
御朱印:関東三十六不動霊場 第7番札所「南無大聖不動明王」
特徴: 関東三十六不動霊場の第7番としての御朱印です。中央に「南無大聖不動明王」と記された迫力ある墨書が魅力です。
薬師殿でいただける御朱印

インド風建築が特徴的な「薬師殿」内のお受け所でいただけます。
薬師殿「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」
特徴: 中央に「薬師如来」の文字と、後光をあしらった印象的な赤印が捺されます。身体健全や病気平癒の祈願に訪れた際、ぜひあわせて拝受したい御朱印です。
自動車交通安全祈祷殿でいただける御朱印

境内から少し離れた大師河原(国道409号沿い)にある「自動車交通安全祈祷殿」のお受け所でいただけます。
御朱印:自動車交通安全祈祷殿「弘法大師」
特徴: 祈祷殿のデザインがあしらわれた朱印と、「弘法大師」の墨書が特徴的な御朱印です。車やバイクの交通安全祈祷の記念として親しまれています。
川崎大師の初詣!混雑状況と参拝の狙い目時間

出典:日本トレンド速報ニュース様の画像を加工しました
川崎大師は、正月三が日で例年300万人以上の参拝客が訪れる、全国屈指の初詣スポットです。三が日や1月中の土日祝日は大山門前から仲見世通りにかけて入場規制・通行規制が行われ、参拝までに1〜2時間以上並ぶことも珍しくありません。
初詣の混雑ピークと狙い目時間帯
混雑を回避して快適に参拝するために、事前にピーク時間帯と狙い目を把握しておきましょう。
混雑のピーク時間帯
大晦日の夜(23:00頃)〜元旦の3:00頃: 年越し参拝客で最も激しく混雑します。
三が日の10:00〜15:00頃: 日中のピークで、境内外まで長蛇の列が伸びます。
混雑を避ける狙い目時間帯
元旦の早朝(5:00〜7:00頃): 深夜のピークが落ち着き、比較的人が少ない時間帯です。
三が日の早朝(開門直後〜8:30頃)または夕方(16:30以降): 日中のピークを外すことで、待ち時間を大幅に短縮できます。
1月4日以降の平日: 三が日を過ぎると混雑は徐々に緩和しますが、1月中旬までは「松の内」として賑わいが続きます。
初詣時期の交通規制とアクセス注意点
初詣期間(特に大晦日深夜〜正月三が日・1月中の土日祝)は、川崎大師周辺の道路で大規模な交通規制が実施されます。
周辺駐車場は即満車&規制区域内: 境内駐車場(自動車交通安全祈祷殿)やコインパーキングは大変混雑し、入出庫に時間がかかります。
電車(京急大師線)の利用がベスト: 京急川崎駅から「京急大師線」に乗り換え、「川崎大師駅」または「東門前駅」から徒歩で参拝するのが最も確実でスムーズです。
川崎大師の祭典・年間行事
川崎大師公式サイトの「年中行事(毎月の行事・月別の行事)」ページの情報に基づき、各行事名と概要をまとめました。
毎月の行事
毎月決まった日程で執り行われる、定期的な祈祷・法要行事です。
毎月8日:薬師殿法楽・大般若経加持
朝一番の護摩祈祷終了後、薬師殿にて薬師如来のご縁日法要と大般若経によるお加持が行われます。
毎月20日:宵大師大護摩供修行
翌日の「ご縁日」を前夜から迎えるための大護摩供が修行されます。
毎月21日:ご縁日・信徒安全大祈祷会修行
弘法大師空海の命日にちなむご縁日。早朝より信徒の安全と諸願成就を祈る特別な大祈祷会が修行されます。
毎月28日:不動尊大護摩供修行
不動明王のご縁日である28日に、不動堂にて不動尊大護摩供が執り行われます。
月別の行事(年中行事)
四季折々に行われる川崎大師の代表的な祭典・法要の一覧です。
【1月】
- 元朝大護摩供(1日):除夜の鐘とともに始まり、国家安穏や十方信徒の諸願成就を祈願する新年最初の護摩供です。
- 初薬師(8日):新年最初のお薬師さまのご縁日法要。
- 成人式身上安全祈祷(12日):新成人の無事と健康を祈願する行事です。
- 初大師(20日・21日):新年最初のお大師さまのご縁日で、大勢の参詣者で賑わいます。
- 初不動(28日):新年最初のお不動さまのご縁日護摩供です。
【2月】
- 節分会・豆まき式(3日):境内に特設舞台が設けられ、厄除けや開運を願う盛大な豆まきが行われます。
- 星まつり(上旬):一年の運勢を司る星を祀り、除災招福を祈願します。
- 涅槃会(15日):お釈迦様のご入滅(臨終)を偲ぶ法要です。
- 福徳稲荷大祭・午まつり(21日):境内の福徳稲荷神社にて商売繁盛や家内安全を祈願します。
- 聖徳太子年祭(22日):聖徳太子の威徳を称える法要です。
【3月】
- 春彼岸(17日~23日頃):ご先祖様に感謝を捧げる彼岸法要です。
- 御影供まつり(18日~24日):弘法大師のご入定(3月21日)を追慕し、1週間にわたり御花・御褥(おしとね)の奉納式や正御影供などの法要が盛大に行われます。
【4月】
- 花まつり週間(1日~8日):お釈迦様のご誕生をお祝いする灌仏会(かんぶつえ)です。
- ご供茶式(12日):裏千家お家元勤仕によるお茶の奉納儀式です。
- 清瀧権現年祭(15日):当山の鎮守である清瀧権現を祀る法要です。
【5月】
- 川崎大師子どもフェスタ(3日~5日):ゴールデンウィーク期間中、境内でお子様向けの催しが行われます。
- 柴燈大護摩供大祈祷会(4日):屋外で薪を積み上げて火を焚く、大迫力の密教修法が行われます。
- 御本尊弘法大師降誕奉祝会(17日):ご本尊・弘法大師のお誕生をお祝いする法要です。
- まり塚まつり(21日):長年親しんだ裁縫の「まり」などに感謝を込め、供養する行事です。
【6月】
- 川崎大師薪能(9日):かがり火が焚かれる幻想的な雰囲気の中で能や狂言が演じられます。
- 興教大師降誕会(17日):真言宗中興の祖である覚鑁上人(興教大師)のお誕生をお祝いします。
【7月】
- 会社・工場 産業安全・災害絶滅大祈祷会(1日~7日):全国安全週間に合わせ、企業や工場の安全を祈願します。
- 大施餓鬼会(16日):ご先祖様やあらゆる霊を供養する法要です。
- 川崎大師風鈴市(17日~21日頃):全国から数万個の風鈴が集まる、川崎大師を代表する夏の風物詩イベントです。
【8月】
- 夏期講座(20日~22日):早朝の清涼な境内でひらかれる学びの講座です。
- 川崎大師子ども盆踊り大会(20日~22日):地域のお子様や参拝客が参加する夏の盆踊りイベントです。
【9月】
- 稚児大師年祭(17日):弘法大師のご幼少期のお姿である稚児大師尊像の前で行われる、学業成就・子育満足の法要です。
- 遍照殿 遍路大師年祭(20日):修行中のお姿である遍路大師尊像の前で足腰健康や無事祈願を行う年祭です。
- 秋彼岸(20日~26日頃):秋の先祖供養の法要期間です。
【10月】
- 茶筅供養(4日):使い古された茶筅(ちゃせん)に感謝を込め、焚き上げて供養します。
- ご供茶式(11日):江戸千家お家元勤仕によるお茶の奉納式です。
【11月】
- 七五三祝子育祈祷月間(1日~30日):1ヶ月間にわたり、お子様の健やかな成長と無病息災を祈願する特別なご祈祷が行われます。
- 薬師如来・十二神将年祭(1日):薬師殿にて身体健全・病気平癒を願う年祭法要が執り行われます。
【12月】
- 成道会(8日):お釈迦様が悟りをひらかれたことを記念する法要です。
- 納めの大師・お焚き上げ法楽(21日):年内最後のお大師さまのご縁日。一年間お祀りした古いお札やお守りを感謝とともに焚き上げます。
- 煤払い(25日):新春を迎えるにあたり、大本堂などの煤を払って綺麗清める年末の行事です。
- 納めの不動(28日):年内最後のお不動さまのご縁日護摩供です。
- 大晦日 結願大護摩供・除夜法楽(31日):一年の締めくくりとして護摩供が修され、深夜には除夜の鐘が撞かれます。
川崎大師へのアクセス(電車・バス)
川崎大師は最寄り駅から徒歩圏内にあり、電車でのアクセスが非常に優れています。特に混雑する週末や初詣期間は、公共交通機関の利用が最もスムーズです。
電車・バスでのアクセス

最寄り駅は京急大師線「川崎大師駅」です。
JR・京急川崎駅からのルート
- JR川崎駅から徒歩で「京急川崎駅」へ移動。
- 京急大師線に乗り換え(乗車時間:約5分)。
- 「川崎大師駅」下車、徒歩約8分(表参道・仲見世通り経由で大山門へ)。
- 「東門前駅」下車、徒歩約8分(薬師殿や大駐車場側から境内へ入る場合に便利)。
臨港バスでのアクセス
JR川崎駅東口から路線バスを利用してアクセスすることも可能です。
- JR川崎駅東口バス乗り場(7番)より、川崎鶴見臨港バス〔川23系統 大師行き〕に乗車。
- 「大師」バス停下車すぐ(徒歩約1分)。
川崎大師への自動車アクセス
車で訪問する方向けの首都高速からのアクセスルートと、ナビ設定時のポイントです。
高速道路からのアクセスルート
川崎大師は最寄りの高速道路インターチェンジからすぐの場所に位置しており、車でのアクセスもスムーズです。
- 首都高速 横羽線: 「大師IC」から約5分
- 首都高速 川崎線: 「大師出口」から約1分
カーナビ設定時の注意点
ナビの目的地を設定する際は、目的地によって設定住所を変えるのがおすすめです。
- 本堂周辺を目指す場合: 「川崎大師 平間寺(神奈川県川崎市川崎区大師町4-48)」
- 無料駐車場を直接目指す場合: 「自動車交通安全祈祷殿(神奈川県川崎市川崎区大師河原1-1-1)」
※大本堂周辺の道路は一方通行や細い路地が多いため、最初から「自動車交通安全祈祷殿」を目的地に設定して向かうと迷わずスムーズです。
川崎大師の駐車場(無料)

出典:川崎大師facebook
川崎大師には約700台を収容できる参拝者専用の無料駐車場があります。
参拝者専用無料駐車場
自動車交通安全祈祷殿に併設された広大な駐車場で、参拝者は無料で利用することができます。
- 名称: 川崎大師 自動車交通安全祈祷殿 駐車場
- 所在地: 神奈川県川崎市川崎区大師河原1-1-1
- 収容台数: 普通車 約700台(大型バス約40台)
- 利用料金: 無料
- 利用時間: 8:00〜17:00
- 大本堂までのアクセス: 駐車場から大本堂までは徒歩約10〜12分(平坦な舗装道路です)
マイカー参拝時の注意点と混雑対策
初詣・正月期間(12/31夜〜1月中旬): 周辺道路で大規模な通行・交通規制が実施され、無料駐車場周辺も大渋滞・終日満車となります。この期間のマイカー参拝は避け、公共交通機関(電車)を利用しましょう。
ご縁日(毎月21日)や土日祝日: 午前中の早い時間帯に満車になることがあります。満車の場合は周辺の有料コインパーキング(タイムズやリパークなど)を利用する必要があるため、時間に余裕を持って到着するのがおすすめです。
川崎大師の基本情報
【寺院名】大本山川崎大師平間寺(かわさきだいし へいけんじ)
【所在地】〒210-8533 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
【電話番号】044-266-3496(受付時間:9:00〜16:00)
【宗派】真言宗智山派
【開山/開基】尊賢上人(開山) / 平間兼乗(開基)
【開創年】大治3年(1128年)
【ご本尊】弘法大師(空海)
【ご利益】厄除け・災難除け、開運招福、家内安全、身体健全、病気平癒、商売繁盛、交通安全 ほか
【開門時間】
4月〜9月:5:30〜18:00
10月〜3月:6:00〜17:30
※12月21日は5:30開門、毎月21日(ご縁日)は5:00開門
※初詣期間(年末年始)は時間変更あり
【拝観料】無料(境内自由)
【御朱印の受付時間】9:00〜16:00(お堂や行事により変更の場合あり)
【所要時間】参拝のみで約30〜45分(お護摩祈祷・境内散策・仲見世通りの散策を含めると約1.5〜2時間)
【公式サイト】https://www.kawasakidaishi.com/
参拝後は仲見世通りで「精進落とし」食べ歩きへ!

大本堂でのお参りやお護摩祈祷、境内のパワースポット巡りを終えたら、大山門の目の前に広がる「仲見世通り(なかみせどおり)」へ立ち寄りましょう。
江戸時代から続く川崎大師の参拝文化には、お参りを無事に終えたあとに美味しいものを食べて日常の生活へ戻る「精進落とし(しょうじんおとし)」の習慣があります。
名物「久寿餅」と「とんとこ飴」の音に癒やされる参道散歩

大山門へと続く約100メートルの仲見世通りには、香ばしい煎餅の香りや、職人さんがトントンと軽快に飴を切る「とんとこ飴」の音が響き渡り、歩くだけで心が躍ります。
- モチモチ食感に黒蜜ときな粉が絡む名物「久寿餅(くずもち)」
- 職人技の音覚める「家傳せき止飴」「開運とんとこ飴」
- ひんやり美味しい「生わらび餅」や「くずもちサンデー」
- サクサク香ばしい手焼きの「だるま煎餅」や「大師巻」
川崎大師ならではの開運グルメは、参拝後の食べ歩きはもちろん、大切な方への縁起の良いお土産としても大変喜ばれています。
記事まとめ
川崎大師(平間寺)は、古くから「厄除けのお大師さま」として人々の信仰を集める関東有数のパワースポットです。
重厚な大山門や荘厳なお護摩祈祷が執り行われる大本堂をはじめ、八角五重塔や薬師殿、知る人ぞ知る境内の隠れたパワースポットまで、見どころやご利益が満載です。また、それぞれの御朱印やお守りを求めて巡るのも参拝の大きな楽しみです。
参拝を終えたら、大山門の前に広がる仲見世通りへ繰り出し、江戸時代から続く「精進落とし」の食べ歩きを満喫するのが定番ルートです。
心身を清めて運気を高め、美味しい参道グルメを味わう充実した一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

