浅草の名所であり、強力な縁結びのパワースポットとして絶大な人気を誇る「今戸神社(いまどじんじゃ)」。
「良縁に恵まれるお守りや御朱印が欲しい!」
「かわいい招き猫に癒やされたいけれど、浅草駅からのアクセスは?」
「ネットでよく見かける「おばさん」ってどんな人なんだろう?」
参拝を考えている方は、このような期待や疑問を抱いているのではないでしょうか。
実は私も、先週の土曜日に今戸神社を実際に参拝してきました!
週末ということもあり境内は多くの参拝客で賑わっていましたが、驚いたのは「日本人と外国人観光客がちょうど半々くらい」という国際色豊かな雰囲気だったことです。日本の伝統的な縁結びや御朱印を求める方だけでなく、海外からも「日本の招き猫の聖地」として多くの注目を集めていることが肌で感じられました。そんな多様な人々が行き交う境内は、一歩足を踏み入れると、優しく心地よいエネルギーに満ちあふれていました。
そして、今戸神社を語る上で欠かせないのが、検索キーワードでも密かに話題となっている「おばさん」こと、神職の市野恵子(いちの けいこ)さんです。テレビやSNS、メディアなどでも広く知られる市野さんは、社務所で参拝者を本当に温かく、チャーミングにもてなしてくださる名物的な存在。実際に目の前でお話しさせていただき、その圧倒的なポジティブパワーに心がじんわりと温かくなりました。
この記事では、実際に現地を訪れて撮影した最新の写真とともに、大人気のお守りや御朱印・招き猫の種類と値段、浅草駅からの分かりやすいアクセス方法、気になる恋愛のジンクスやご利益、そして市野恵子さんの素敵な魅力まで、余すところなく徹底解説します!
今戸神社ってどんな神社?由緒・ご祭神など

浅草の喧騒から少し離れた隅田川近くに佇む今戸神社。まずは、参拝する前に知っておきたい神社の歴史(由緒)と、祀られている神様(ご祭神)についてご紹介します。
今戸神社の歴史と由緒
今戸神社の創建は、平安時代の後冷泉天皇の御代(1063年)にまで遡ります。
源頼義・義家(みなもとのよりよし・よしいえ)の父子が、奥州の乱を鎮圧するための祈願をこの地で行い、京都の石清水八幡宮から神様の分霊を迎えた(勧請した)のが始まりと伝えられています。
江戸時代には徳川将軍家からの信仰も厚く、古くから浅草の地を見守り続けてきた由緒正しき古社です。かつてこの一帯で盛んに作られていた伝統工芸「今戸焼」の焼き物文化とも深い繋がりがあり、それが現在の「招き猫発祥の地」という由縁にもなっています。
祀られている神様(ご祭神)

応神天皇と近侍の武内宿禰
今戸神社には、現在以下の神様が祀られています。
- 應神天皇(おうじんてんのう):国家安泰や勝負運の神様(※京都の石清水八幡宮より勧請された八幡様)
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと):日本の神話における国生みの神様
- 伊弉冉尊(いざなみのみこと):同じく国生みの神様
- 福禄寿(ふくろくじゅ):七福神の一柱(浅草名所七福神の一つ)
創建当時は「今戸八幡」と呼ばれ、石清水八幡宮由来の應神天皇がお祀りされていましたが、明治時代(1872年)に近隣の白山神社を合祀したことにより、新しく伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の二柱の神様が迎えられました。
日本神話において、伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)は「初めて夫婦となった男女の神様」であることから、この合祀をきっかけに、今戸神社は結婚や子授け、そして強力な「縁結び」の神様として一躍広く信仰を集めることになります。
なぜ今戸神社に「福禄寿」が祀られているのか?
今戸神社は「浅草名所(などころ)七福神」の一柱である福禄寿(ふくろくじゅ)を祀っていることでも有名ですが、実はここには、教科書には載っていない浅草の街の紆余曲折の歴史が隠されています。
もともと江戸時代から浅草周辺では七福神巡りが盛んでしたが、明治時代の神仏分離令や、大正時代の関東大震災、そして太平洋戦争の激しい戦火によって、浅草の街や多くの寺社は壊滅的な被害を受けました。その結果、七福神巡りの風習自体も一度は完全に途絶えてしまったのです。
しかし戦後、「浅草の街に、かつての活気と人々の笑顔を取り戻したい!」と地元の人々が立ち上がります。昭和52(1977)年、寺社と地域が一体となって現在の「浅草名所七福神」を復活させる際、その中心となる由緒正しき古社として、白羽の矢が立ったのがこの今戸神社でした。
人々に幸福(子孫繁栄)・禄(財産)・寿(健康長寿)を授ける福禄寿が今戸神社に祀られているのは、浅草の街の復興を願った昭和の人々の熱い想いと、強い絆が結んだご縁によるものなのです。夫婦の神様による「縁結び」のパワーに加え、街を再生させた「開運・福徳」のパワーが合わさることで、今戸神社は都内屈指の強力なパワースポットとなりました。
新選組・沖田総司の「終焉の地」が今戸神社
このように華やかなパワースポットとして知られる今戸神社ですが、実は幕幕を駆け抜けた新選組の天才剣士・沖田総司の「終焉の地」という、もう一つの重要な歴史の舞台でもあります。
結核を患っていた沖田総司は、幕府の医者であった松本良順の治療を受けていました。当時、良順が今戸神社(当時は今戸八幡)を宿舎としていたことから、総司も今戸神社に身を寄せ、療養生活を送っていたとされています。
現在も境内には「沖田総司終焉の地」の碑がひっそりと佇んでおり、熱心な歴史ファンが今もなお多く訪れる聖地となっています。恋い焦がれる縁結びのイメージの裏に、激動の時代を健気に生きた若き剣士の物語が静かに眠っているのも、今戸神社の奥深い魅力です。
今戸神社のジンクス・ご利益、強力なパワースポットと呼ばれる理由
今戸神社が都内屈指の強力なパワースポットとして全国から人々を惹きつけ、週末には日本人と外国人が半々になるほどの賑わいを見せるのには、明確な理由があります。
ここでは、神社の由緒に裏付けられた「3つのご利益」と、参拝客の間で密かに、かつ強力に囁かれている「4つの恋愛ジンクス」を合わせて徹底解説します。
今戸神社が誇る「3つの強力なご利益」
今戸神社の神聖な境内は、主に以下の3つの豊かさをもたらすパワーに満ちあふれています。
運命の相手を引き寄せる「縁結び・恋愛成就・夫婦円満」
明治時代に合祀された伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)は、日本神話において最初に結婚した「夫婦の神様」です。このことから、まだ見ぬ運命の相手との「良縁」を結ぶだけでなく、現在お付き合いしているパートナーとの「恋愛成就」、さらには結婚後の「夫婦円満」「子授け」まで、男女の縁にまつわるあらゆる願いを強力に後押ししてくれます。
人生を豊かにする「金運上昇・商売繁盛」
今戸神社は「招き猫発祥の地」の一つ。右手を挙げている招き猫は「金運や幸運」を招くとされており、境内の至る所に並ぶ招き猫たちが財運を引き寄せてくれます。江戸時代からの伝統工芸「今戸焼」の職人たちの歴史も相まって、ビジネスの成功や商売繁盛を願う方にも絶大な支持を得ています。
あらゆる福を呼び込む「開運厄除・健康長寿」
浅草名所七福神の一柱である「福禄寿(ふくろくじゅ)」が合祀されていることから、幸福(子孫繁栄)・禄(財産)・寿(健康長寿)という、人生におけるすべての豊かさと健康を授けてくれます。また、創建の由来となった應神天皇(八幡様)の勝負運・厄除けのパワーも加わるため、人生の転機や邪気を払いたいときにも心強いご利益があります。
【恋が叶う】境内で絶対に試したい4つの恋愛ジンクス
今戸神社を訪れたら、ただ手を合わせるだけでなく、以下の「不思議なジンクス」を意識して境内を巡ることで、その引き寄せパワーを何倍にも高めることができると言われています。
「石なで猫」の写真をスマホの待ち受けにする
本殿の階段のすぐ横に、仲良く並んだ石造りの招き猫(石なで猫)がいます。この石なで猫を心を込めて優しく撫でたあと、携帯電話のカメラで撮影し、その写真をスマホの待ち受け画面(ロック画面やホーム画面)に設定すると、驚くほどのスピードで良縁が舞い込んだり、片思いが実ったりするという非常に有名なジンクスです。
「白猫のナミちゃん」に遭遇できたら超幸運のサイン!

今戸神社には、時折ふらりと境内に現れる本物の白猫がいます。ファンの間では「ナミちゃん」という愛称で呼ばれており、自由気ままに過ごしているため、出会えるかどうかは完全に運次第。もし参拝中にナミちゃんに遭遇できたら、「近いうちに一生モノの素晴らしい出会いや幸運が訪れる前兆」と言われています。
絵馬の紐を「円(縁)」状に結んで奉納する
今戸神社の絵馬は、角が立たないように・円満に収まるようにという意味を込めて、非常に珍しい「真ん丸な形」をしています。この絵馬を境内にある絵馬掛けに結ぶ際、紐を綺麗な円(輪っか)の形になるように意識して結ぶと、ご縁の結びつきがより強固になるというジンクスがあります。
市野恵子さん(おばさん)から直接お守りを受け取る

メディアやSNSでも有名な神職の市野恵子さんは、その圧倒的な明るさとポジティブなエネルギーで、会う人みんなを笑顔にしてくれる素敵な方です。
授与所で参拝客を温かく迎えてくださる市野さんですが、実は愛用されている眼鏡のフレームが可愛い「ハート形」になっているのも、縁結びの神社ならではのチャーミングなこだわり。
ネットの参拝レポートでは、「市野さんから直接お守りやおみくじを手渡してもらうと、そのお守りのご利益が何倍にも跳ね上がる」と広く囁かれており、お守りをいただくこと自体がひとつの幸福なジンクスとなっています。
今戸神社のご利益のリアルな口コミまとめ
実際に今戸神社を参拝し、人生が大きく変わるような劇的なご利益を実感した方々の感動的なエピソードを、テーマ・カテゴリごとに3つずつご紹介します。
【縁結び・恋愛成就】に関する口コミ
口コミ①:諦めかけた40代での大逆転。運命の糸が結ばれました
「年齢的にも結婚を半分諦め、最後に神頼みのつもりで今戸神社へ参拝しました。丸い『縁結び御守』を毎日大切に持ち歩いていたところ、なんと1ヶ月後に10年ぶりに再会した旧友から、今の夫を紹介されました。初対面の瞬間からお互いに『この人だ』と直感し、出会って半年のスピード婚。諦めずに参拝して本当に良かったです。」
口コミ②:どん底の失恋から、涙が笑顔に変わる奇跡の復縁
「大恋愛の末に一方的に振られ、毎日泣いて過ごしていました。すがる思いで今戸神社を訪れ、境内の大きな招き猫に『もう一度彼と笑い合えますように』と涙ながらに祈願。スマホの待ち受けをその時の招き猫の写真に変えました。するとその夜、彼から『なぜか急にお前のことを思い出して、どうしても声が聞きたくなった』と1年ぶりの電話が。それをきっかけにじっくり話し合い、今では以前より固い絆で結ばれて来月入籍します。」
口コミ③:10年間の片思いが実った日
「ずっと親友のまま、10年間も片思いしていた相手がいました。関係が壊れるのが怖くて踏み出せませんでしたが、今戸神社で『勇気をください』とお参りし、お守りを購入。その帰り道、彼から突然『今夜空いてる?大事な話がある』と連絡が。指定された場所に行くと、なんと彼から『実はずっと好きだった』と告白されました。神様が私の10年間の想いを実らせてくれたのだと、嬉し涙が止まりませんでした。」
【金運上昇・商売繁盛】に関する口コミ
口コミ①:倒産寸前の会社が、一本の電話から大奇跡のV字回復
「経営する会社が資金繰りに行き詰まり、まさに倒産寸前の瀬戸際でした。藁にもすがる思いで、商売繁盛を願って今戸神社の招き猫と福禄寿様を必死に参拝しました。お参りを終えて神社の鳥居を出た瞬間、ポケットのスマホが鳴りました。なんと、数年連絡が途絶えていた元クライアントから『大型プロジェクトの件で、ぜひ御社に一任したい』という大口発注の電話でした。この案件のおかげで会社は救われ、今では過去最高の業績を上げています。」
口コミ②:夢だった独立。招き猫が引き寄せてくれた最高のパートナーと顧客
「フリーランスとして独立を決意したものの、コネも資金もなく不安でいっぱいでした。今戸神社で金運と良縁(ビジネスの縁)を祈願したところ、翌週に参加したセミナーで、偶然にも私の技術を必要としていた出資者と出会うことに。彼の紹介で次々と仕事が舞い込み、初年度から目標の3倍以上の売上を達成できました。人と仕事のお金を同時に招く、今戸神社の招き猫の凄さを体感しました。」
口コミ③:絶望的な生活苦から、人生を救う臨時収入
「病気での長期療養が重なり、貯金も底を尽きかけて明日の生活にも困るほどの絶望の中にいました。少し体調が良い日に浅草散歩へ行き、ふらりと引き寄せられるように今戸神社へ。心を込めてこれからの生活の安定を祈りました。するとその数日後、亡くなった祖父の遺品整理をしていた実家から連絡があり、私名義の古い定期預金と未換金の株券が見つかったとのこと。総額で数百万円になり、当面の生活費と医療費を全て賄うことができました。神様が生かしてくれたのだと感謝しかありません。」
【開運・健康長寿(福禄寿)】に関する口コミ
口コミ①:原因不明の病魔を乗り越え、再び歩き出せた感動
「長年、原因不明の体調不良に悩まされ、医師からも「一生付き合うしかない」と言われて絶望していました。母に連れられ、健康長寿の福禄寿様を祀る今戸神社へ。境内に入った瞬間、体にスーッと温かい風が吹き抜ける不思議な感覚がありました。その参拝を機に、別の病院で新しい治療法が見つかり、みるみるうちに体調が回復。今では薬も不要になり、趣味のハイキングに行けるまでになりました。命の洗濯をさせてくれた場所です。」
口コミ②:暗闇の人生に光が射した、大厄を抜ける劇的な開運
「仕事のトラブル、家庭内の不和が同時に重なり、精神的に完全に追い詰められていました。厄除けと開運を求めて今戸神社へ足を運び、静かに福禄寿様に手を合わせました。境内の雰囲気を感じているうちに、頑なだった心がすっと軽くなるのを感じました。そこから不思議なほどトラブルが次々と円満に解決し、ギスギスしていた家族の関係も嘘のように穏やかに。人生の泥沼から、力強く引っ張り上げてもらったような劇的な変化でした。」
口コミ③:大事故からの奇跡的な生還と後遺症ゼロの幸運
「家族が大きな交通事故に遭い、一時は集中治療室で意識不明の重体になりました。私は居ても立ってもいられず、以前からお参りしていた今戸神社へ走り、福禄寿様と八幡様に『どうか命を助けてください』と必死に祈り続けました。すると翌朝、奇跡的に意識を取り戻し、驚くほどのスピードで回復。後遺症もほとんど残らずに退院することができました。あの日、神様が絶対に守ってくれたのだと確信しています。」
今戸神社の見どころを徹底解説!
今戸神社の境内は、可愛らしい招き猫が点在し「招き猫の聖地」と呼ぶにふさわしい場所で、その他の見どころも多く、一つ一つを詳しく紹介します。
拝殿と招き猫たちなど

縁結びの幟の奥に拝殿が鎮座
今戸神社は1063年(康平6年)に源頼義・義家父子によって創祀されたと伝えられています。その後、関東大震災や東京大空襲などの被災を乗り越え、現在の社殿は1971年(昭和46年)に再建されました。建築様式は耐久性の高い鉄筋コンクリート造による権現造風で、正面向拝には美しい曲線を描く唐破風(からはふ)が取り入れられているのが特徴ですね。
拝殿内部の招き猫

拝殿内部には複数の招き猫が
拝殿の内部には、全部で4体の大きな白い招き猫が鎮座しています。
まず正面手前には、右手を挙げて良縁を招く大きなペアの招き猫が並んでおり、そのさらに右手奥にいる大きな招き猫の足元(左側)をよく見ると、ちょこんと寄り添う小さな子猫が1体確認できます。また、左手奥にももう1体大きな招き猫が控えています(子猫もふくめ全部で5体)。
これらに加え、拝殿の正面中央の手前には、カラフルな胴着を纏い、背中に花模様があしらわれた上品な白馬の置物も置かれており、参拝者を優しく出迎えてくれます。
向拝などの装飾・デザイン

正面の向拝や柱周りには、非常に華やかな彩色と意匠が施されています。落ち着いたピンクがかった茶色をベースに、白や緑、金色を用いた鮮やかな装飾彫刻が目を引きます。波や雲、植物を模した伝統的なモチーフの彫刻が随所にあしらわれており、唐破風の下に輝く金色の飾り金具が全体の印象を美しく引き締めています。
【重要】扁額(へんがく)のハート

拝殿正面に掲げられた「今戸神社」の扁額は、重厚な黒地の板に気品ある金色の文字が美しく映えるデザインです。この扁額を囲む額縁をよく観察すると、外枠の角や辺の中央など合計6ヶ所に、ハート形(伝統的な建築意匠である「猪目・いのめ」)に見える透かし彫りが施されているのが分かります。魔除けなどの意味を持つ伝統の形ですが、現代の縁結びの象徴とも重なり、この扁額に向かって家族円満を祈願するのにもぴったりの温かみを感じさせるスポットです。
石なで猫

拝殿へ上がる石段のすぐ左脇に佇んでいるのが、石造りの可愛らしい招き猫が二匹仲良く並んだ「石なで猫」です。拝殿の右脇にある社務所とともに、今戸神社を訪れる参拝客の間で絶大な人気を誇る、境内の中心的なパワースポットの一つとなっています。
石柱の台座の正面には、
「お江戸は浅草 今戸で生まれ 愛され続ける 招き猫」
という言葉が深く刻まれており、この地が招き猫の故郷としていかに人々に親しまれてきたかを今に伝えています。
この石なで猫には、心を込めて優しく撫でたあとに携帯電話のカメラで撮影し、その写真をスマホの待ち受け画面に設定すると願い事が叶うという、強力なジンクスが伝えられています。特に良縁に恵まれるという評判から、多くの人々が優しく石肌を撫でては、スマートフォンをかざして熱心に写真を収めていく姿が絶えません。参拝の際にはぜひ足を止め、刻まれた言葉を味わいながら、二匹の姿を写真に残してみてください。
縁結び猫

拝殿の右手前、社務所のちょうど手前にあたる一角には、青々とした瑞々しい緑がこんもりと茂る、非常に愛らしいエリアが広がっています。

草むらの中には、仲良く寄り添う二匹の猫が描かれた「縁結び」の丸い看板が掲げられており、その周囲のあちこちから様々な表情をした小さな猫の置物たちが顔を覗かせています。

さらに、枝からツされた「赤いハート型のオブジェ」や涼しげな「猫の風鈴」が風に揺れ、境内を華やかに彩る人気のフォトスポットです。

この豊かな緑の茂みをよく見ると、草木に若干隠れるようにして「沖田総司は当地に居住していた御典医の松本良順の治療にも拘わらず、その甲斐なく当地にて歿したと伝えられている」というの解説版を見ることができます。

解説板のすぐ脇には、右手を挙げた白猫のほか、ちょこんと座る黒猫のシルエット型のオブジェが並び、歴史的なスポットにも猫神社らしい優しさと遊び心が溢れています。
境内を行き交う人々が足を止め、この愛らしい縁結び猫たちに向かって静かに手を合わせ、熱心に願い事を祈っている姿もしばしば見られます。ただ景色を眺めるだけでなく、緑の中に隠れたお気に入りの猫を探しながら、参拝客の温かい祈りに包まれる今戸神社ならではの特別な空気感を体験できる見どころです。
クスノキの御神木と絵馬

拝殿の手前には、天に向かって堂々と枝葉を広げる2本の立派な御神木が立ち並んでいます。神社の御神木といえばイチョウを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、今戸神社のこの御神木は、一年を通じて瑞々しい緑を絶やさない「クスノキ(楠)」の大木です。クスノキはその並外れた生命力の強さから、古来より神霊が宿る木として大切に尊ばれてきました。
この2本のクスノキの足元を包み込むようにして、境内でも一際目を引く、夥しい数の絵馬が円形にびっしりと掛けられています。今戸神社の絵馬は、良縁(円)や円満の願いを込めて角のない「丸型」をしており、お互いの紐を結びつけることでさらに縁を深めるという意味が込められているのが特徴です。
奥浅草の名付け親が「おばさん」こと市野恵子さん

「奥浅草(おくあさくさ)」とは、浅草寺の北側、言問通りを越えた先に広がる千束や今戸、浅草3丁目〜7丁目周辺の一帯を指すエリアの総称です。江戸時代や明治時代にはこの「奥浅草」という地名は存在せず、かつては「今戸」や「浅草今戸町」、あるいは「寺裏(てらうら)」などと呼ばれていました。
手水舎の隣には、上記画像の「皆様 ようこそ 奥浅草に」と刻まれた象徴的な石碑が立っており、参拝客を温かく出迎えてくれます。今戸神社といえば招き猫が有名ですが、この石碑のトップにちょこんと載っている愛らしい動物は、実は「犬(いぬ)」がモチーフ。招き猫のイメージが強い境内に、あえて犬を配置するあたりに、訪れる人を笑顔にしようとする市野さんのチャーミングな遊び心が感じられます。
さらに、なんと、現代の私たちが親しんでいる「奥浅草」という情緒溢れるブランド名を命名した名付けの親こそが、今戸神社の名物神職であり、現在の宮司様のお母様でもある市野恵子さんです。「おばさん」の愛称で多くの人々に親しまれている市野さんは、独自の地名概念がなかったこの地域を抜群のプロデュース力と地域への深い愛によって「奥浅草」とネーミングし、メディアなどへ向けて熱心に発信し続けて「奥浅草」を定着させました。
おばさん市野恵子さんから頂いた貴重な書面
今回、実際に今戸神社を参拝した際、まさにこの奥浅草というエリアを名付けたのが市野さんご本人であるという驚きの歴史を知る機会に恵まれました。さらに大変光栄なことに、その誕生にまつわる貴重なお話を直接詳しく伺うことができ、その深い地域愛に満ちた物語に心から感銘を受けました。

その一期一会の温かい交流の証として、市野さんがその場で直接書いてお渡しくださったのが、お電話番号入りの名刺と今戸神社のスタンプ入りの貴重な書面です。そこには達筆な文字で「奥浅草 ネーミング付けました」とはっきりと書き記されており、市野さんご本人が名付けの親であることを示す何よりも貴重な書面を頂くことができました。
今日、浅草の喧騒を離れた隠れ家的な名店や、古き良き職人文化が残る「通好みの街」として多くの観光客を魅了している奥浅草の隆盛は、市野恵子さんの先見の明と、地域を盛り上げようとした情熱、そして参拝客を温かく迎え入れるおもてなしの心があったお陰だと思います。
今戸神社のユニークな御朱印

今戸神社で実際に拝受した御朱印がこちらです。中央に力強く書かれた「今戸神社」の墨書きの周囲には、この神社ならではの可愛らしいスタンプがたくさん散りばめられています。
右下には、お馴染みの2匹の招き猫とともに「招き猫発祥の地」の文字。そして左上には、2026年(令和8年)の干支である「丙午(ひのえうま)」にちなんだ限定スタンプが捺されています。
馬の背中に猫がちょこんと乗ったユニークなイラストとともに「ひらめき」と書かれており、浅草名所七福神の一社である「福禄寿」の愛らしいスタンプも添えられています。
見ているだけで心がパッと明るくなるような、今戸神社らしい遊び心と限定感がギュッと詰まった特別な一枚です。
良縁を丸くおさめる「縁結び御守」

今戸神社の授与所にはたくさんの授与品が並んでいますが、その多様なお守りの中でひときわ人気が高いのが、案内板のすぐ下(画像の左上)に並んでいる、コロンとした愛らしくて丸い形をした「縁結び御守(初穂料1,000円)」です。
一般的な縦長のお守りとは異なり、あえてこの形に作られているのは、「角が立たぬよう丸く円満に物事がおさまるように」という素敵な願いが込められているため。持ち歩きやすさと可愛らしさを兼ね備えた、今戸神社ならではの特別な御守です。
ピンクやブルー、イエロー、グリーンなど好みに合わせて選べる様々な色や種類が用意されており、裏面には可愛い招き猫の姿があしらわれています。
恋人の縁、家族の縁、友達の縁、仕事の縁など、自分にとって必要な縁を招き、繋がりを深めてくれるお守りとして、参拝の際にはぜひチェックしておきたい授与品です。
今戸神社の基本情報
【住所】東京都台東区今戸1-5-22
【電話番号】03-3872-2703
【参拝時間】9:00~17:00(※年中無休)
【祈祷受付時間】9:00~16:00
【ご祭神】
・應神天皇(おうじんてんのう)
・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
・伊弉冉尊(いざなみのみこと)
・福禄寿(ふくろくじゅ)
【末社】なし
【ご利益】
縁結び、良縁成就、恋愛成就、夫婦円満、金運上昇、商売繁盛、招福開運、厄除け、諸願成就 など
【公式サイト】https://imadojinja1063.crayonsite.net/
今戸神社へのアクセス方法(電車・バスでの行き方)
今戸神社へ公共交通機関を使って参拝する場合は、各線の「浅草駅」から徒歩、または路線バス(コミュニティバス)を利用するのが便利です。
電車(徒歩)でのアクセス
東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約15分
浅草寺や隅田川沿いの景色を楽しみながら歩くのにちょうど良い距離ですが、夏の暑い時期や歩くのを避けたい場合は、以下のバスを利用すると目の前まで行くことができます。
バスでのアクセス
- 台東区循環バス「北めぐりん」(浅草回り)
「浅草駅」から乗車し、「今戸神社」バス停下車すぐ(運賃100円) - 都営バス(東42甲系統「南千住駅西口」または「南千住車庫」行き)
「浅草駅前」から乗車し、「浅草七丁目」バス停下車、徒歩約5分
今戸神社に駐車場はある?周辺のコインパーキング情報

結論から言うと、今戸神社には参拝者用の駐車場はありません。
一見すると境内には車が並んでいる駐車スペースがあるように見えますが、こちらは月極駐車場となっています。

画像のように、一般の参拝者が駐車できないよう「駐車禁止」のコーンが立てられていますので、境内に車で乗り入れないよう注意してください。
車で訪れる際は、必ず周辺のコインパーキングを利用する必要があります。幸い、今戸神社のすぐ近く(徒歩1〜2分圏内)には「タイムズ」などの時間貸し駐車場がいくつか点在しています。
満車時のリスクも考慮し、車で向かう場合は事前に周辺のコインパーキングの位置をいくつかチェックしておくのがおすすめです。
今戸神社 記事まとめ
今回は、奥浅草に鎮座する「招き猫発祥の地」としても有名な今戸神社の魅力をご紹介しました。
メディア等でもお馴染みの名物神職・市野恵子さんの温かくパワフルなお人柄が映し出されたかのような境内は、どこを見渡してもハッピーなエネルギーに満ちあふれています。
本殿の横で参拝客を優しく出迎えてくれる石なでの猫や、良縁への願いがびっしりと結ばれた丸い絵馬掛けなど、境内にはたくさんの見どころが詰まっており、訪れるだけで心がパッと明るくなります。
多様なお守りの中でひときわ人気が高い、角が立たぬよう丸くおさまる「えんむすび守」をお供に、境内をゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。
なお、車で参拝される際は境内に参拝者用の駐車場はなく、月極駐車場となっている点にだけご注意いただき、周辺のコインパーキングをご利用ください。
恋人、家族、友人、そして仕事など、あなたにとって素晴らしい「良縁」を引き寄せたい方は、ぜひ浅草駅から少し足を延ばして、魅力たっぷりの今戸神社へ足を運んでみてください

